こないだの日曜日、とあるチビッコブーブーのイベントを見物しに行ってきました。
イベントの名称は「富士さんろくミーティング」。「さんろく」というのは「富士山麓」と「360」をかけ合わせたネーミング(?)
ま、富士山のふもとで360ccの軽自動車が集まる、というイベントです。
さて、軽自動車の規格が360ccだったのは1975年(昭和50年)まで。
サイズも今の軽自動車よりずっとちっちゃくて全長3m×全幅1.3m×全高2mという、まるで遊園地の乗り物みたいなサイズ(!)
こんなクルマが現役だった当時は自分もチビッコだったのでそれほど小さいとは思っていなかったのですが、久しぶりに見るとそのあまりにも浮き世離れしたサイズと脳天気なスタイルに、思わず絶句しそうになります。こんなオモチャみたいな乗り物が道路を走っていいの!?
で、会場の「もちやドライブイン」がまた(ある意味)スバラシイ!
http://www.mochiya.co.jp/
これが笑っちゃうほど“昭和”の匂いがプンプン漂わせておりまして(苦笑)。それもイマドキの昭和ブームをあてこんだようなわざとらしい演出など微塵もない、マジな“ナチュラル・レトロ”(爆!)。学食みたいな食堂も、真っ黄色なカツカレーも、「お茶と水はセルフサービス」という手書きの貼り紙も、その貼り紙の下に無造作に置いてあるプラスチック製のバカでかい急須も、昭和のドライブインまるだし! きっとここで働いてるオバチャンたちも40年勤続にちがいありません(^_^;)。ちなみにワタクシが以前来たのがもう25年ほど前ですが、その時からな〜んにも変わってなかったです(汗;)
広大な敷地の中には私設のクラシックバイク博物館もあったりして、実はオーナーはかなりのクルマ/バイク好きだったりします。というワケで、申し込めば駐車場の一角をクルマ関連のイベント会場として使わせてくれる、という、イマドキ珍しいほどありがたいドライブインです(^_^)
そんなレトロなドライブインに、昭和の軽自動車が260台(!)。それだけではなく、一般駐車場のほうも入れ代わり立ち代わりやってくるクラシックバイクのグループや、昭和の暴走族コスプレでキメた旧車會で溢れかえっていて「ハテ、ここはどこ? 今はいつ?」というタイムスリップ状態に、頭がクラクラしてきます(あ、頭がクラク
ラするのは2ストロークの排気ガスのせいか?^_^;)
などと言ってるワテクシも、その一角に1964年(昭和39年)生まれのF号をバーン! と停めていたのですが・・・・・・・(^_^;)
それはさておき、イベント会場ではちょっとしたライブコンサートなども開かれたのですが、そこで歌っていたのはなんとプロのミュージシャンで知り合いの「りゅうまろセンパイ」! お互いに「おーい、なんでこんな所にいるんだよお〜〜!」(^_^;)
で、この「もちやドライブイン」。関東からも関西からも手頃な距離だし、天気がよければ富士山もバッチリ見えるし、周囲の人々がみんな旧いクルマやバイクに好意的だし「ツーリングを兼ねてここでIGNITEのイベントをやるのも悪くないな〜」なんて
思ったのでした♪
--------------------------------------------------------
1.スバル360(1958年 富士重工)
日本で初めて「大人4人が乗ってマトモに走る軽乗用車」として大ヒット。ニックネームは「てんとう虫」。これはその初期型。なんとワイパーは1個だけ。バックミラーは付いてません(!)。馬力はたったの18馬力。当時の定価¥415,000。「大真面目に作ったらなぜかかわいくなっちゃった(^_^;)」という下心のないデザインがいいです♪
2.スバル・サンバー(1961年 富士重工)
スバル360のトラック版。通称“アカンベー”サンバー。かつて「ホットドッグの屋台といえばサンバー」というぐらい、全国の観光地でサンバーのホットドッグ移動販売車を見かけました。いつも代々木公園に停まっていたサンバーのホットドッグ屋さんはどこへ行ったのでしょう?????
3.スバル・コンバーチブル(1959年 富士重工)
スバル360の屋根は車体を軽くするためにポリエステル製でしたが、これがドライバー1本でパカッと取れちゃうお気楽な構造♪ ですが、それでは雨の日はずぶ濡れ(-_-;)。でも大丈夫。最初からちゃんと開閉できる幌の付いた「コンバーチブル」も売られていました。いっぱい着込んで、よく晴れた真冬の夜空を見上げながら乗っ
てみたい♪
4.ラビットスクーターS12(1947年 富士重工)
今回、いちばん刺さったのがコレ!! 元々、戦争中は中島飛行機という戦闘機メーカーだった富士重工が、戦後初めて作った製品がラビットスクーターです。といっても終戦直後の物不足の時代。飛行機工場に転がってた発電機用エンジンと爆撃機「銀河」の尾輪で作れるものがコレしかなかった、みたいな。。。。。これはフロントにサスペンション(といってもただのバネ)を付けた改良型のS12。まあ、あり合わせの物ででっち上げた涙ぐましい乗り物ですが(^_^;)そうは見えないオサレなデザイン! 側面にはウサギ(ラビット)の絵が描かれています♪ エンジンはたった2馬力(・_・;)ながら135cc。ということは、登録は原付きではなく軽二輪車? ということは、高速道路を走ってもいいのか? いいのダ、走れるものなら(-_-;)。
ちなみにテールランプもウインカーも付いていません(!)。
5.スズキ・フロンテ360(1967年 鈴木自動車工業)
スズキにはスズライトというスバル360よりも高性能なバンがありましたが、バンではいかんせん後部座席が激狭! で、ちゃんと4人乗れる乗用車として発売したのがフロンテ。元々バイクメーカーなのでエンジンはバイクのGT380(通称サンパチ)にそっくりの空冷2ストローク3気筒。リアエンジンなので、フルチューンするとウイリーする(らしい!?)このオーナーは手作り感まるだし(!)のラジコンカーを並べておりました(^_^;)
6.ホンダN360(1967年 本田技研工業)
31馬力という(当時としては)ハイパワーなエンジンと¥315,000という激安価格でスバル360を軽自動車のベストセラーの座から引きずりおろしたクルマ・・・の、これは当時流行った典型的なヤンチャ仕様です。なにしろ値段が安くて馬力があるからサイフの軽い当時の“ナウなヤング”(今は還暦!)がみんなこれを買ってボーイズレーサー風に改造して駅前ロータリーあたりでブイブイいわせていたんですね(^_^;)。
ホンダも元々バイクメーカーなのでエンジンはバイクのCB350にそっくり(てか、そのまんま?)の空冷4ストローク2気筒。
7.ホンダ・バモス(1970年 本田技研工業)
時代は1970年。イヤミが現役で「シェーッ!」と叫び、国民の半分が行ったといわれる空前絶後のお祭り騒ぎ「大坂万博」が開かれ、高度経済成長も沸点に達するころ。生活必需品としての自家用車もひととおり全世帯に行き渡り、行き場を失った設計者の創作意欲はこんな脳天気な「お遊びグルマ」を生み出してしまった。で、堂々と売ってしまった! 現在の衝突安全基準では「ドアのないクルマ」なんて危なくて絶対に国土交通省の型式認定が出ません(!)。でも絶対に楽しいよ、コレ(^_^)。
8.ホンダN360(1967年 本田技研工業)
ホンダN360の、これがスッピンの姿。ほとんどのN360は改造されまくったのでスッピンは珍しいかも? このころのホンダは部品の設計変更がやたらと多く、ホンダの旧いクルマをスッピンの状態で維持するのは改造するよりもずっとタイヘンだったりします。
9.ホンダCB72(1960年 本田技研工業)
一般駐車場もツーリングの途中で立ち寄った旧いクルマやバイクで溢れかえり「あれ、今はいつの時代だっけ?」というタイムスリップ状態(^_^;;;) で、これは2輪の世界グランプリを総ナメにしていたころのホンダがそのままの勢いで市販した空前絶後の高性能バイク、CB72。アメリカでも大ヒット。発売と同時に「取り付けるだけでレーサーに改造できるキットパーツ」なんてものもメーカーから発売されたいい時代♪ で、みんなキットパーツを付けて(公道で)レースしてました(^_^;)。今の基準でも十分に速いバイクですが、メカニカルなルックスもカッコいいバイクです!
10.カワサキ250SS(1971年 川崎重工業)
「マッハ」のニックネームを持つ250ccから750ccまで4種類が発売されたカワサキの空冷2ストローク3気筒シリーズの、いちばん小さいヤツ。この「マッハ」シリーズほど伝説に彩られたバイクもないのではないか、という、いわくつきのモデルですね(笑)。特に最初に発売された500SSはとにかくバカみたいにパワーがあって、死ぬほど速くて、本当に死亡事故続出! でついたアダ名が「後家作り」(爆!)。パワー
はあるけど車体のバランスが悪くて乗りこなすのが難しいバイク、といわれましたが、だからこそ熱狂的なファンに溺愛されたバイクです。それはさておき、このバイク、エンジンにアルミの洗濯バサミを付けると表面積が増えてオーバーヒートを防ぐ、という「昭和の都市伝説」を実践しています(笑)
11.カワサキ750SS(1971年 川崎重工業)
で、その「マッハ」シリーズ最大の750SS。当時はホンダCB750が世界最速の座を誇っておりましたが、カワサキの750SSはCB750よりも10馬力もパワーがあるのに同じスピードを出すにはCB750の3倍のガソリンと10倍の根性が必要(?)なジャジャ馬(^_^;)。というワケでみんな事故ってオシャカになってしまったのか、今やCB750の100倍(?)レア! ホント、久しぶりに見ましたよ、マッハ750♪ この日は250から750まで、
熱狂的なマッハ軍団が10数台集結! いやあ、久々にいいもの見せてもらいました(^_^)
ラビット・ツーリング(1962年 富士重工)
「4」のラビットの、これがほぼ最終形・・・といっても十分にレトロですが。以前は「坊さんの檀家廻りといえばラビット」でした。袈裟を着たままでも乗れるので。昔は速くて華々しいバイクばかり好きでしたが、最近ラビットとかスーパーカブみたいな「鉄製旧式なごみ系バイク」に妙にそそられます。少し旧くなって鉄が錆びてたりするとさらにイイです!
【日記の最新記事】



