2011年10月27日

連載100回目のLightning

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次号Lightningは、ワタクシにとって「連載100回目」となる節目の号でございます。先日モヒカン編集長からそう言われるまで自分ではぜんぜん気づいていませんでした(・_・;)。ワタクシはただ淡々と(時には悶絶しながら?)それを100ヶ月続けてきただけです(^_^;)

Lightningのお仕事というのは、毎回与えられたテーマに沿ってイラストを描き、それにエッセイを書き添える、というもの。イラストはもちろん本職なのでどんなテーマが与えられても苦になるようなことはありません。ライター業もやっているので、たとえば取材をして記事を書くような仕事はむしろ好きだったりします。が、自分の体験談やエピソードに基づいて書くエッセイは、書けなくて悶絶することも。。。。。。。(>_<;)

「描く」あるいは「書く」という仕事は、必然的に引き籠らなければできない仕事。ワタクシ、これまでの人生の大半を仕事場のデスクの前ですごしてきました。ホント、朝から晩まで、1年のうち340日ぐらいは(!?)。ゆえに、実はかなりの世間知らず(爆)。たとえば、与えられたテーマが行ったこともない「ハワイ」だったり、知識も興味もない「ミリタリー」だったり、まったく縁のない「アウトドアライフ」だったりすると、自分の中に「引き出し」がないので悶絶します。。。。。。そんな時は、過去に読んだ本だったり過去に観た映画なんかを題材にする訳ですが、時には自分の記憶違いで間違ったことを書いてしまい、キビシイ読者から「あの映画のラストシーンはそうじゃなーいっ!」と、編集部に苦情の電話がかかってきたことも(汗;)。そんな時でも、モヒカン編集長は「こっちで対応しますから気にしないでください」とフォローしてくれたこともあった、そんなこんなの100ヶ月でありました(^_^;;;;;;;;)

さて、記念すべき100回目のテーマは「経年変化」あるいは「エイジング」。これは、まさにワタクシのピッタリのテーマです! なにしろ「自分の物が大好き」で「物欲はほとんどない」男。ギターは12年、クルマは14年、バイクは32年、フィルム一眼レフカメラも32年。「コレ」と定めたものを手に入れるまではガッツリ物欲はあるのですが、いちどそれを手に入れてしまうと「それ」に没頭してしまうのです。共通する条件は「買っただけではどうにもならないシロモノ」あるいは「手に入れてからトレーニングが必要なシロモノ」。楽器はもちろん、直さなければ動くようにならない旧いアメ車とか、思いどおりに乗りこなせているとは思えないバイクとか、何万枚撮っても上手く撮れたと思えないアナログなカメラとか。そうやって悪戦苦闘してきた痕跡が生々しく刻まれ、汚れ、傷だらけになった「自分のモノ」は、使い込むほどにますます愛着が沸き「他のモノなんて要らな〜い♪」と思うのです。

で、今回テーマに選んだのは、高校1年の時に買ったエレクトリック・ベース。アメリカの名門「フェンダー」社の名品「プレシジョン・ベース」・・・・・・が高校生に買えるはずもなく、もちろん日本製の安価なコピーモデル。それでも、高校生にとってはとてつもなく高価な買い物! バンドがやりたくて、ベースが弾きたくて、楽器店に通いつめ、ヨダレを垂らしながら見つめ、ようやく手に入れたベースです。しかし、世の中で楽器ほど「持ってるだけではどうにもならないシロモノ」もありません。それからの悪戦苦闘ぶりは・・・・・・・次号Ligtningを買って読んでね♪(29日発売)


高校から大学卒業までの9年間(え、計算が合わない? ほっとけや-_-;)、このベースは弾いて弾いて弾きまくり、もう傷だらけでボロボロ。ですが、これはまさに「自分で刻んだエイジング」。自分にとっては意味のない「市場価値」なんてこれっぽっちもない国産の安物ですが、経年変化で反ってしまいやすいネックはなんと1ミリも反っていません(!)。


が、社会に出てからは「何人かでスケジュールを合わせる」ということもむずかしくなり、実はバンドもぜんぜんやっておりません。やはり、ベースという楽器は「バンドの中で演奏してナンボ」のもの。家ではひとりでギター(コチラはオトナになってから手に入れたホンモノのフェンダー社製♪)はよく弾いておりますが、ベースはほとんど弾かなくなってしまいました。で、たまに弾いてみると「あ”〜、むずかしい!!」。やはり、楽器ほど「持ってるだけではどうにもならないシロモノ」もありませんね(苦笑)。もう1回ちゃんと練習しようかな?(^_^;)

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この古ぼけた写真は、高校生の時のオレ(汗;)。右の「和田センパイ」は高校、大学ずっといっしょで、なんとLightningの広告スポンサーを取りまとめる広告代理店の担当さんだった、ということが最近判明!(^_^;) 
posted by フランケン at 11:55| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月19日

オネエサンとかオッサンとか

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ますます暴走が止まらないオネエサン・シリーズと、
世界でいちばんカッコいいオッサン…………♪

3枚目はウチのキャンギャル…………ちがうか!?(^_^;)
posted by フランケン at 19:13| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月01日

「オネエサン」始めました。

といっても、別にオネエになったワケじゃねーよ。
「オネエサンの絵を描き始めました」 ということです。念のため。

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え? むしろ、こっちのほうが“ポカーン顔”か?????



かもね………(笑)。



絵を描くことを生業(ナリワイ)として四半世紀。自分でも今までオネ
エサンを描いてみようなんて思ったことはなかったし、描けるような気
もしなかったし。

が、ある日「今・の・オ・マ・エ・な・ら・描・け・る・だ・ろ?」
という“天の声”が聞こえた……………ような気が………………(!)



思い違いかな?(-。-;)



これが人様にお見せできるような水準に達しているのかどうか、
自分ではまったく判りませぬ。

これが何かに使えるのか、それとも使い道などないのか、それも
今のところさっぱり判りませぬ。

自分なリの「エロス」は追求しているつもりですが、それが「エロ」に
なっていないかどうか、自分では判りませぬ。「ス」がないのとあるの
ではドえらい違いです……………(-_-;)

ただ、増やせる引き出しがあるなら増やしておきたいと思うのです。





いつまでも「クルマしか描かない(あるいは“描けない”)ヤツ」
と思われているのだとしたら「絵描きのフラ」にも、そして肝心の
「Car Guyのフラ」にも、絶対に未来はないだろうと思っているので。




2011年9月 ドクター・フランケン

posted by フランケン at 11:41| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月29日

夏のお修理 2011 完結編

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Moon Autoから「修理が終わったよー」との連絡を受けて、クルマを
受け取りに行く。

6月25日にF号が動けなくなって運ばれてからちょうど2ヶ月。その間に
「今年の夏」はどこかへ行ってしまったみたいだ。昼ごろまでかろうじ
て残っていた暑さ、すなわち「残暑」も、一発の雷鳴とともにやってき
たゲリラ豪雨に押し流されてしまった。むしろそのほうが好都合だ。
日本の夏は旧いクルマには厳しすぎる。ただ、Moon Autoへ向かう道路
があちこちで冠水して通行止めになってしまったのは余計だった。溺れ
そうな勢いの土砂降りの中で、行き場を失ったクルマの群れはピクリと
も動かない。故障など無縁の最新型のクルマも、渋滞すればやはり動け
なくなってしまうことに変わりはない。この国でもっとも有効な移動手
段は、実は中古のスーパーカブなのだということを、この2ヶ月間でた
っぷり実感した。こんな国で、半世紀も昔の、しかも5000ccもある巨
大なエンジンを積んだアメリカ製の乗用車を、壊れても壊れても直して
乗り続ける理由? わかんねえだろうな。

夕方、Moon Autoに着く。世間のバカみたいな渋滞と豪雨が収まるまで
時間を潰す。清野さんとオレ、それぞれクルマに関わる別の分野の最前
線を突っ走ってきた(そして、少し疲れてきた)2人の中年男は、酒も
飲まずに缶コーヒーだけでいつまでも喋っていられる。実は彼が喋りな
がらマスキングテープを貼っているホイールは、名前を記せばひっくり
返るような超大物タレントの依頼で制作中のバイクのものだ。ずいぶん
前にバイクで事故を起こして大怪我を負って以来、バイクに乗ることを
周囲から厳しく禁じられているはずだが“乗れないバイク”でもいいか
ら欲しいのだ、という。金も名誉も地位もないけど自由だけはたっぷり
ある自分のほうが幸せ、なのかな………。

日付けが変わりかけるころ、自分のクルマに乗り込む。2ヶ月ぶりに座
る破れシートから手足を伸ばすと、自分の体が覚えている位置にピタリ
とステアリングとシフトレバー、そして3つのペダルがある。ああ、
これだ、これだ! けっして軽くはないけど、ステアリングやペダルか
らは、完璧に機能を回復した機械ならではのしっとりとした感触が手足
に伝わってくる。ステアリングとフロントタイヤの間にあるのはギアと
ベアリングだけ。パワーステアリングのポンプはもちろん、イマドキの
クルマに付いているようなコンピューターも電機モーターも介在してい
ない。クラッチペダルとクラッチディスクの間にあるのはステンレスの
ケーブルだけ。そもそもイマドキのクルマにはクラッチペダルが付いて
いない。なにもかもダイレクトな感触。それなりに腕力も脚力も必要だ。
だから心地いい。トラブルを潰して完璧に機能している機械の感触は、
快感だ!

ステアリングやクラッチが壊れると周囲の人間はすぐに「ラック&ピニ
オンに換えれば?」とか「油圧クラッチに換えれば?」と言う。ばーか、
だれが換えるもんか(笑)。これが半世紀も昔の、しかも5000ccもあ
る巨大なエンジンを積んだ浮き世離れした乗用車を、壊れても壊れても
直して乗り続けるたったひとつの理由なんだから。乗ってる自分には見
えないクラシックな外観なんて、実はどうでもいいんだヨ(笑)。

「じゃ、気をつけて!」という清野さんの声を背中に聞きながらエンジ
ンをかける。真っ暗な室内でメーターにオレンジ色の照明が灯り、深夜
にははばかられるような爆音が響き渡る(苦笑)。その爆音を押し殺す
ように小降りになった国道にゆっくりと出ると、昼間の渋滞はすっかり
解消されていた。めでたし、めでたし!(オワリ)

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posted by フランケン at 12:03| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月23日

夏のお修理 2011 その3「いつまでも夏だと思うなよ」編

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(前々回からつづく)

場面は切り替わって、こちらは“世界の北野”も御贔屓の名門ボディ
ショップ「Moon Auto」でございます。

今から8年前にF号が信号無視のオバハンに激突されて“だれもが見放す
ほど大破”した時に、ものの見事に元通りに直してしまったちょお〜
スゴ腕のクルマ屋さん。オーナーの清野さんとは、もはや「店と客」
というよりも「長い付き合いのマブダチ」でございます。

ステアリングギアボックスがブッ壊れて家の前をふさいだままニッチも
サッチのいかなくなったのは休日だったのですが、そんな時でも遠慮
なくレスキューをお願いできるのはMoon Autoだけ。というワケで、
あの日、F号はMoon Autoに運び込まれたのでした。感謝!

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『ボロいところ その1』
さて「マルゼンモーター」でものの見事に復活したステアリングギア
ボックスはMoon Autoで直ちに車体に戻されたのですが、前回書いた
とおりステアリングギアボックスを脱着するためにはヘダースを取り外
さなければなりません。で、取り外されて無防備に腹出してゴロンを転
がってるヘダースを見ながら思ったのでございます。「よし、今のうち
にコイツを叩き潰しておこう」。というのも、F号の持病「クラッチケ
ーブル切れ」の原因が、このヘダースだから。

実はこのヘダース、クラッチケーブルの進路をものの見事に邪魔する位
置にありまして、おかげでクラッチケーブルを「グイッ!」と無理な形
に曲げなければ取り付けられない状態。かねてからそれを見る度に「コ
イツ、邪魔だな〜。コイツのせいでケーブルが切れるんだヨ(-_-;)」と
思っていたのですが、車体に付いている状態ではいかんともしがたく
……………。ですが、こうして車体から取り外されて無防備に地面に転
がっている今なら叩き潰すのも簡単! というワケで、ガンガン叩いて
潰したのでございます。

どーよ、こんだけ潰しておけばいいんじゃない?


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『ボロいところ その2』
ケーブルとはまた別に、ちょうどクラッチ本体もすでに使用限度に達し
て滑り始めていたので交換です。前回交換してから4年半。その間、
都内の雑踏でフツーに自家用車としてコキ使いながら年に数回のドラッ
グレースをこなし、名古屋、神戸、広島、熊本と全国を駆け回る、とい
う荒っぽい扱いによく耐えたものです。で、お役御免となった古いクラ
ッチを取り外してみると…………………(!)


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『ボロいところ その2』の1
なんと、クラッチと接するフライホイールが磨耗して、ウネウネと波打
っている! オマケに、フライホイールにはクラッチディスクのボルト
が干渉して削れてしまった跡が……………!

大丈夫♪ そんなこともあろうかと(?)オイラはもうひとつフライホ
イールを持っているのです(なんでも持ってるヨ♪)。というワケで、
今回はフライホイールも交換! 波打ってしまったフライホイールは修
正研摩して次回のトラブルに備えておきます。


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『ボロいところ その2』の2
フライホイールを取り外したおかげで、それまでアプローチすることが
できなかったクランクオイルシールがムキ出しに。おお、そうだ! こ
こからオイルじゃじゃ漏れなんだ! 交換するなら今のうちだ! とい
うワケで、クランクオイルシールも交換。もちろん、オイルシールやガ
スケットも一式、ぜんぶ持ってます。ホント、なんでも持ってるヨ♪


『ボロいところ その2」の3
クラッチを分解したところ、なんとレリーズフォークにクラック発見!
大惨事になる前に気がついてよかったです(-。-;)。クラックは熔接し
て修理しておきます。



というワケで、バラせばバラすほどボロが出てしまうボロいF号ですが
かといって“見なかったふり”をするワケにもいきません。せっかく
名門ショップに長期入院しているのだから、この際一気にリフレッシュ
しておきたいと思います。


さあ、もうじき路上復帰できる………のか?(まだまだつづく)


posted by フランケン at 22:08| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月21日

夏のお修理2011 その2「プロワザのスゴさを見る!」

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(前回からのつづき)
クルマのステアリング・システムにはいくつか種類がありますが、F号
に使われているのはボールナット&セクター(リサーキュレーティング
ボールともいう)というタイプ。


ボールナットというのはステアリングシャフトに貫かれた箱状のギア。
このギアの内部とステアリングシャフトの表面にはスパイラル状の溝が
あり、その溝の中は数十個の鉄球で満たされていています。で、シャフ
トが回転すると溝の中の鉄球が転がりながらボールナットが平行移動。
ボールナットと噛み合ったセクターギア(セクターシャフトと一体)が
回転する、という仕組み(前回のブログの「図1」参照)。このように、
ボールナットは「ギア」でありながら一種の「ボールベアリング」でも
あるため、その材料は「ベアリング鋼」以上の品質でなければならない
ワケです。が、アルゼンチンで作られたFlaming River製のステアリン
グギアボックスは、どうやらその水準には達していなかったようで
…………………(-_-;)


というワケで我が家の物置きの奥から引っ張り出してきたのは、10年
ほど前に中古で買って持っていたFoMoCo純正ステアリングギアボック
ス。さらに遡れば、これは1964年にアメリカ合衆国で製造されたもの。
錆びてみすぼらしく見えますが、アメリカが「鉄鋼王国」の名をほしい
ままにしていた時代に当時の最高水準の材料を贅沢に使って作られた、
正真正銘のMade in USAです!


どうしてこれを使わずに温存していたのか今となってはよく覚えていな
いのですが(-。-;)現状ではロワー・セクターシャフトベアリングが壊れ
て取り外されている状態。だから使わなかったのかな? が、あらため
てよく見てみると、バックラッシュの調整代もまだ十分に残っていて、
全体のコンディションは悪くありません。というワケで、コレをマルゼ
ンモーターに持ち込んでオーバーホールしてもらうことにしたのでした。


さて、まず手配しなければならないのは失われてしまったロワー・セク
ターシャフトベアリング。丸山さんはベアリングのサイズをノギスで計
り、電話帳みたいな工業用ベアリングのカタログとニラメッコ。ベアリ
ングというのは世界共通の規格品なので国内でも調達できる(はず)な
のです。で、すぐに「あ、あるある。中沢く〜ん、あるよ〜!」と言い
ながら部品商に電話で発注。その間、なんと4〜5分(!)。実は、こ
ういうところがベテランのプロのスゴさ! 頭の中に蓄積された膨大な
情報と、それを裏付ける電話帳みたいなカタログ、部品商とのネットワ
ークは、シロウトには真似ができません……………。


では、いよいよオーバーホール開始!

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10年ほど前に買って持っていた中古のFoMoCo純正ステアリングギア
ボックス。

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ハウジングに刻まれた文字はARGENTINA……ぢゃなくて、FoMoCo。
正真正銘のMade in USAです。

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下から内部を覗いたところ。現状ではロワー・セクターシャフトベア
リングが付いていません。

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セクターギアのコンディションは上々。オイルシールはまだ弾力も残
っているので大丈夫……(!?)。壊れて取り外されたロワー・セクタ
ーシャフトベアリングも、ニードルをなくした時の補充用として使える
ので捨てずにとっておきます。

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丸山さん登場! 推定300kgはありそうな巨大な万力がスゲエ!!
腕のいいベテラン・メカニックの仕事っぷりを見せてもらうのは、
ちょっとしたエンターテインメントです♪

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まず、ボールナットの分解。シロウトにはぜったいに無理。プロでも
やりたがらない作業です。そのワケは……………。

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分解するとバラバラとブチまけてしまう数十個の鉄球! シロウトは
この時点で「アチャーッ!>_<;」って感じですが、丸山さんは涼しい顔
ですべての鉄球を洗浄してコンディションをチェック。小さな傷もなく
コンディションは合格です!

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ボールナットの内部の溝もチェック。こちらも問題なし! この溝の
中を数十個の鉄球が循環するワケです。

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組み立て。組み立て精度が悪いとガタつきの原因となりますが、果た
してイマドキの若いメカニックでこれができる人は……………????
ちなみに、ワタクシは自信がありません(-_-;)

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.組み立て完了! ボールナットを手でクルンと回すと、なんの抵抗
もなくシャーッ! と気持ちよく回ります♪

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.新たにゲットしたロワー・セクターシャフトベアリング。ニードル
ローラーベアリング製造の老舗「IKO 日本トムソン」の製品です。
http://www.ikont.co.jp/product/index.html
ちなみに↑をクリックしてもシロウトがネットでお目当てのベアリング
を見つけて購入することはまず無理。買うのも「プロの経験と知識」が
必要なディープな世界です…………。

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プレス機でベアリングを圧入。

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ベアリング装着完了!

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ここで丸山さんのひと工夫。内部へ水や埃の進入を防ぐダストシー
ルを作って取り付けます。実はコレ、オイラがベアリングのニードルを
バラバラと入れて持っていたビンのフタ(!)

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.中を80番のオイルで満たしてオーバーホール完了〜〜〜!!
バックラッシュもパーフェクトに調整してあります。


さて、次回からは場所をMoon Autoに移してステアリングギアボックス
の取り付け。さらに、使用限度に達していたクラッチの交換、以前から
やりたいと思っていたヘダースの加工などを行います
(まだまだつづく)。

posted by フランケン at 17:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月20日

夏のお修理2011 その1「司法解剖」編

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F号が「前にも後ろにも走れるけど右と左には曲がれない残念なクルマ」
になってしまったのはまだ日本列島が本格的に暑くなる前のことでした
が、もうすっかり涼しくなってしまいましたね。みなさま、このクソ
暑い夏はいかがお過ごしだったでしょうか、オーシーツクツク。。。。


さて、今回ブッ壊れてしまったステアリングギアボックスは、アメリカ
のFlaming Riverという会社の製品。FoMoCo(フォード・モーター・
カンパニー)の純正部品ではない、いわゆる「社外品」です。これを取
り付けたのは今から10年ほど前のことでした。


14年前にF号を買った時は、元々付いていた純正部品のステアリング
ギアボックスは(当然ながら)すでにボロボロガタガタで、修理、また
は交換が必要な状態でした。が、もちろん半世紀も昔の純正部品が売っ
ているはずもなく、どうやって直せばいいのやら……………。
で、(当時も今も)アメリカで唯一リプロダクション(再生産品)の
ステアリングギアボックスをリリースしている(製造している、ではな
い)Flaming Riverのサイトで「オーダーメイドでファルコン用も作り
ます」という一文を見つけ、それにすがったワケでございます。オネダ
ンは700ドル以上もしました。高かった〜!(>_<;)。


ファルコンは、リプロダクションのステアリングギアボックスが販売
されておりません。というワケで「Flaming Riverでオーダーメイドで
作ってもらえる」ということを知るまでは、ユーズド(中古品)やら
リビルト(再生中古品)をアメリカ中からいくつも買ってみたのです
が、これが“パンドラの箱”を開けてしまった瞬間でした。


1960年代のフォードは、同じ年式の同じ車種でも同じ部品が使われて
いるとは限りません。ハイ、これこそ「プロでも嫌がるオールド・フォ
ードの整備」の、最大の理由でございます。この当時のフォードのクル
マはイヤーモデルの途中で何度も設計変更されているケースが多いため
「買った部品が付くかどうかわからない」というのが当たり前。
「1964年型ファルコン、V8、マニュアルステアリング」だけでも
(少なくともワタクシが知っている限り)サイズは2種類存在します。
もちろん、他の年式のファルコン、6気筒のファルコン、パワステの
ファルコン、マスタングやコメットなど兄弟車種とも、まったく互換性
がありません(-_-;)


というワケで、ワタクシもいくつも「ハズレ」を買ってしまい、それで
も「ハズレ」や「アタリ(だけどボロ)」のユーズド・ステアリングギ
アボックスを何個も(ベアリングのニードル1本まで!)バラバラにし
て、その中からマシな部品を寄せ集めて“2個イチ”“3個イチ”にして
騙し騙し使っていたのでした。


ちなみに、ファルコンはステアリングギアボックスを車体から脱着する
のも「ウルトラC」の難易度。というのも、ギアボックスがステアリン
グシャフトを一体構造になっているため全長が1メートル以上もあるか
ら(!)。車体をう〜んと高く持ち上げないと地面につかえてしまって
取り出すことができないのです。オマケに、ヘダースやらクロスメンバ
ーや周辺の部品をいくつも外さないとギアボックスを引き出す隙間もあ
りません(-_-;)


このように、ステアリングギアボックスはF号の部品の中でも最高に
メンドクサイ部品。触ってはいけない“パンドラの箱”なのです。
だからこそ、10年前に(一応新品の)Flaming River製ステアリング
ギアボックスを手に入れた時は「もう二度と壊れないでくれ!(>_<;)」
と強く願ったのですが……………。


その(一応新品の)Flaming River製ステアリングギアボックスですが、
ぶっちゃけ、取り付けた直後から「なんかヘン」でした。ゴリゴリとい
うイヤな感触、異常に早いギアの磨耗、それに伴って頻繁に強いられる
バックラッシュの調整、そのバックラッシュを調整するためのアジャス
トスクリューのネジ山もあっけなくバカになってしまい、そして、最後
に砕け散ったベアリング。ひとことで言えば「所詮、社外品だナ……」。

そのクオリティは到底、FoMoCo(フォードモーターカンパニー)の
純正部品には遠く及ばないレベル、というのが(おそらくFlaming
River製ステアリングギアボックスを実際にマジで使った唯一の日本人
である)ワタクシの、正直な評価です。ほとんど乗らないような“シ
ョーカー”に使う程度では気付かないでしょうが………。




では、壊れてしまったFlaming River製ステアリングギアボックスを
「司法解剖」してみます。。。。。。



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ステアリングギアボックスの構造。今回砕けてしまったのは「A」の
アッパー・セクターシャフト・ベアリングですが、バラしてみるとさら
にイロイロと問題が…………………(!)

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あっけなくネジ山がバカになってしまったアジャストスクリュー。
本来なら「S45C」レベル以上の炭素鋼が使われていなければいけない
場所ですが、ぶっちゃけ「ナマ鉄」が使われちゃってますね、こりゃ。
メッキだけはきれいですが……。

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セクターギアがハウジングの底と干渉した傷跡。バックラッシュの
調整が限界に達してしまった証拠ですが、たった10年で? ギアの磨耗
が異常に早いのか、それとも、そもそもハウジングの形状がおかしいの
か?

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Flaming Riverの「ファルコン用オーダーメイド」というのは簡単な
ハナシ「マスタング用ギアボックスにファルコン用ステアリングシャフ
トを熔接でくっつける」という荒技でした(!)。シャフトにパイプを
被せて熔接しているためシャフトが太くなってしまい、アッパー・ステ
アリングシャフト・ベアリング(図1のC)は二度と脱着できません
(>_<;)

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ロワー・ステアリングシャフト・ベアリング(図1のD)のシャフト側
は錆びてもいないのに荒れ果てて凸凹! 本来なら高炭素クロム軸受け
鋼(SUJ材、通称“ベアリング鋼”)以上の材料が使われていなければ
いけない場所ですが、どんなスカな材料を使っているのやら? おそら
く、炭素が均等に分布していないような粗悪な材料が使われちゃってま
すが、そういう問題は“その国の鉄鋼業のレベル次第”なので………。

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で、どこで作っているかといえば「アルゼンチン」でございます。
かつてMade in USAといえば「高品質の代名詞」でしたが、イマドキの
USブランド製品の大半は(たとえ有名なブランドでも)Made in USA
ではございません。とてもじゃないけど、本当にMade in USAが高品質
だった1960年代のアメリカ製純正部品と比較できるようなシロモノで
は……(-_-;)




というワケで、これは修理不能と判断し、ゴミ箱行きとなりました。




ではどうするのか? ハイ、ウチにはワタクシが10年以上前にジタバタ
と買い集めた中古のFoMoCo純正ステアリングギアボックスがまだひと
つ残っておりました。現状ではロワー・セクターシャフト・ベアリング
(図1のB)がなくなっている状態ですが、正真正銘“高品質な1960年
代のMade in USA”でございます。これを“高品質なMade in Japan”
のベアリングを使って“Made in Japanの匠”マルゼンモーターの丸山
さんがオーバーホールします。次回はその様子を(つづく)。


posted by フランケン at 15:48| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月15日

「道楽」発売のおしらせ

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ピザーラおとぼけ、フラでございます(-_-;)


前回から「道楽」誌上でスタートしたワタクシとマツオヒロミ女史との
コラボ・ユニット「泥棒猫」による連載「描楽(ガキラク)」。

http://frankengallery.seesaa.net/article/200786069.html

その第二弾が、明日(8/16)発売でございます。

http://www.vibes-web.com/

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さて、この絵は見たことがあるという人もいるのでは?


ハイ。描いてはみたもののメジャー・デビューの機会を逃し続け、
業を煮やして自費でTシャツを作ったところ、そのTシャツが「道楽」
デビューのきっかけとなった記念すべき1枚でありますというワケで、
前作よりも先に出来上がっていた作品ですが、コスチューム的に
「夏の絵だナ」と判断してこの時期の掲載とさせていただきました。


例によって「詞」はペラペラと手から出まかせ、ウソ八百。実体験では
ございません………。ま「いかにもありそうなハナシ」でしょ?(^_^;)



※オ・マ・ケ

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今回はヘンシューチョー直々のリクエストにより、誌面に「謎のニセ
郵便配達人」が…………………(!)

いいのか? こんなユルい絵ヅラで?????(-_-;;;;;)



posted by フランケン at 17:46| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月30日

韓国人とか、ヒスパニック系アメリカ人とか。。。。

5月29日に熊本で行われたF.T.W.Show.

http://www.ftw-show.com/

このイベントは地理的に近いこともあって韓国からもメディアが取材に
訪れていたのですが、ワタクシもしっかり取材を受けたセヨ。

で、昨日。その記事が掲載された韓国の「Scooter n Style」という
バイク雑誌 がF.T.Wの主催者ジンギーさん経由で送られてきたミダ。

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おー、スゴイセヨ! 1ページも使ってでっかく紹介されてるセヨ〜!!



う〜〜〜む。なんて書いてあるのかさっぱり解らないミダ…?(-_-;)



ま、いっか。これでオイラも海外デビューか?(^_^;)

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それはさておきこの雑誌、カバーガールちゃんがかわいいですセヨ♪


ps.
こないだ「2週間以内に部品を送るぜセニョール」と言ったアミーゴ・
シスコ・エストラーダからメールが来ました。

「スマン! 製造元から『あれはもう作ってないよ』と言われちまった
よカラムーチョ(^_^;)」


え"〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!


じゃ、どうやってF号を修理したらいいんだべさドンタコス?

こりゃ、もういちど「修理計画」を見直さないとダメですね。。。。。


posted by フランケン at 12:09| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月28日

乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗り たい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい!!!

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F号がドナドナされてから1ヶ月が過ぎました。
http://frankengallery.seesaa.net/article/211941957.html

6月の末にオーダーした些細な(でも重要な)部品がいまだにメリケン
から届いていないため、F号は修理を始めることも出来きないままムー
ンオートの敷地内で埃を被っております。


あんまり遅いので「なにボヤボヤしとんんねん、はよ送れや」と関西弁
の英語(西海岸なので、たぶん英語も関西弁)で問い合わせたところ
「2週間以内に送りますさかい、もう少し辛抱してや〜」だって(・_・;)

ま、お気楽なアミーゴ(担当者の名前から察して“バテレン”ではなく
“在米アミーゴ”です)が相手じゃ、しょーがない。
気長に待つしかありませんね‥‥‥‥‥(-_-;)


というワケで、珍しく1ヶ月以上に渡って「F号のない生活」を送って
おります。?。。。。。。




ああ、乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りた
い乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい!!!




今年は上半期だけでも、広島へ行ったり熊本に行ったりして、確実に
5000km以上は走っているんだけど、でも、まだ乗りた〜〜〜〜〜い!




画像は今から12〜3年前。アメリカでF号を買ってきてから2〜3年目。

次号Fueler(7/30発売)のコラムでチラッとそのころのことを書いた
ら姐御から「そのころの写真ないの〜?」と言われて、久々に引っ張り
出してみました。
http://www.ignitemag.com/


このころはF号を手に入れただけで嬉しくて、こんな姿でしたが喜々と
して乗り回し、出先で壊れ、壊れればその場で直し、直ればまた動く限
りは喜々として乗り回しておりましたねえ。。。。。。


え? 今もか‥‥‥‥‥‥?????????

posted by フランケン at 12:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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