2010年07月29日

「中国産養殖ウナギ」と「日本製電化製品」and「Made in USA.」

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暑い“ですね”などと、読者に同意を求めるようなことは書かない主義の中沢ヨシオでございます、あちいンだヨ………(-_-;;;;;;)

ハナシは前後しますが、New Order Chopper Show出展のために神戸へ行く前のこと。


4月に壊れて応急修理したままだったイグニッションワイヤー。

http://frankengallery.seesaa.net/article/146998644.html

その後も応急修理のまま執念深く乗り続け、そのままヌケヌケと仙台まで行ってドラッグレースにまで出てしまいましたが、やはり「始動性が異常に悪い(-_-;)」とか「ドラッグレースでスゲエ遅かった(>_<;)」など、サルでも分かる不具合が出始めておりました。

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↑10年以上コキ使い続けたイグニッションワイヤーは元々キレイなブルーでしたが、色付きのパーツがうすら汚れると逆にみすぼらしいです。

というワケで、今回は腹を括って点火系全般をマジメに見直すことに。神戸に行く途中で壊れたら(ネタとしてはオイシイけど)メンドクサイからね。

実は“ジャンク寸前”でこのクルマをアメリカで手に入れた13年前、まっ先にリフレッシュしたのが点火系モロモロのパーツでした。ということは、点火系のパーツはいずれもすでに10〜13年モノ(!?)。そりゃターミナルだって腐って折れるワな。。。。。。。(-_-;)


ではまず、イグニッションワイヤーから。

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今回“迷わず選んだ”のは「Accel 8.8 300+」というヤツ。
おなじみアメ車部品通販の総合デパート、Summit Racingの膨大なラインナップの中でも、ファルコン号に適合する「フォード・スモールブロック用ポイント式デスビキャップ対応製品」はコレしかなかったので。

パッケージにデカデカと書かれている8.8は「直径が8.8ミリ」、300+は「耐熱温度が300℃以上」という意味で、エバるほどのことでもないような・・・・(苦笑)

ま、特別ハイクオリチー、というワケではない「並」の製品です。

イマドキのUSブランド製品なので、もちろんメイド イン チャイナ♪

では交換。旧いヤツをひっこ抜いて新しいヤツを差し込むだけ。トンチの利いたハプニングは何もございません。点火順序は間違えないようにちゃんとサインペンでエンジンルームに書いてあるし。

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↑頭が悪いので、エンジンルームにサインペンで点火順序が書いてあります。その下はNGKのスパークプラグの番手。NGKは使ってないけど。さて、その下の「56.5〜57.0」という数字の意味は……?

新しいイグニッションワイヤーは黒いし、ツヤツヤしてるし、取り付けた様子は、まるで「餌に群がる養殖場のウナギ」ですね。ということは、これは中国産養殖デンキウナギ?

さて、イグニッションワイヤーを交換するついでにデスビもチェックしておきます。デスビキャップを開けるの、スゲエ久しぶりだな(汗;)。

キャップはセグメントがだいぶヤセていたので、ウチにたくさん転がってた使い古しの中で「いちばんマシなヤツ」に交換しておきます。

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次、ポイントギャップのチェック。

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ファルコン号はすでに10年ほど前からイグナイターをセミトラ(セミトランジスタ)にプチ・アップデートしてありますが、あくまでも“セミ”トラこだわって“フル”トラ(フルトランジスタ)にはしていません。という訳で、ポイントの定期的なメンテナンスは必須項目。

フルトラというのは、ノーマルのポイント(カチカチと機械的に開閉する接点)を取り去って、代わりにピックアップローター(回転する永久磁石)から微弱な電気信号を拾ってアンプで昇圧させる、というメカニズム。磁界の中で磁性体を動かして発生させた微弱な電気をアンプで増幅する、というのは、エレキギターと同じ原理ですね。

これだと物理的な接点がどこにもないので「消耗する」ということがなく、理論上は「完全メンテナンスフリー」です。が、最大の欠点は「アンプがパンクしたら即走行不能になる」ということ。しかも、そうなったらリカバーする方法もありません。しかし、電子部品というのはある日突然なんの前ぶれもなく壊れるもの。「完全メンテナンスフリー」というのは、裏を返せば「出先で壊れたら即アウト。家に帰れなくなる」ということでもあります。

その点、ノーマルのポイントを残したままアンプだけを追加するセミトラは、出先で壊れても安心♪ 万が一アンプがパンクしても、コネクターをつなぎ換えてアンプをバイパスさせるだけでノーマルのポイント式に戻せるので、そのままなんの問題もなく走り続けることができるのです。

ノーマルのポイントは接点で高圧電流がスパークしているので、接点が焼けて消耗してしまうのが難点ですが、これにアンプを追加して必要な電圧はアンプで昇圧する、というのがセミトラ。ポイントの接点は微弱な電気信号を拾うスイッチとして機能するだけとなり、ノーマルのように焼けて消耗することがなくなるのがセミトラの最大の利点です。アンプで昇圧された電流はフルトラと同等に安定した高圧電流となるので、パワー、燃費などもフルトラと同等に向上します。

ただし、ベークライト製のヒールがデスビシャフトのカムに接してポイントの開閉をコントロールしてるのはノーマルと同じ。ヒールは徐々に磨耗してポイントギャップが狭くなってしまうので、ノーマルほど頻繁ではありませんが、時々はポイントギャップを調整する必要があるのです。

ま、たまにポイントギャップを調整する手間ぐらい「旧車に乗る愉しみのひとつ」でしょ?(笑)。


さて、長年愛用しているのは、アメリカ車オーナーに圧倒的なシェアを誇る「MSD」ではなく「永井電子のセミトラ」でございます。珍しいヤツだと思うかもしれませんが、ワタクシはこの「エレクトロニクス大国ニッポンの名品」が大好きですね♪

と、ホメちぎってみましたが、このアンプがつい先日、昇天しました。

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↑赤いほうが10年コキ使って昇天したヤツ。新しいのは黒くて小さい。

これも10年以上使っているからそろそろ寿命かね? さっそく慌てず騒がずコネクターを繋ぎ換えてノーマルのポイント式で問題なく走りながら、新しいセミトラをオーダー。新しい永井電子のセミトラは黒くてちっちゃくなっておりました。イグニッションワイヤーも黒、セミトラのアンプも黒。ずいぶん「オトナなエンジンルーム」になりましたね(^_^;)

ちなみにコレは、カーグラフィック誌1964年3月号の広告↓

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「永井電子のセミトラ」はこんな昔から点火系アップデートの定番商品だった・・・・(!)

余談ですが、このカーグラフィック誌1964年3月号は、なんと「特集アメリカ車」(!)。で、巻頭特集が、なんと7ページぶち抜きで「フォード・ファルコン(V8 4Speedマニュアル)のロードテストby小林彰太郎」(!!)。あの“アメ車嫌い”の小林彰太郎が珍しくアメ車のハンドリングやパフォーマンスをホメちぎっている、という激レアなレポートです(笑)。しかも、その次のページには、当時のディーラー「ニュージャパンモーター」のファルコンの広告、というオマケまで♪

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それはさておき、ポイントギャップ調整ですが、巷では「クランクプーリーにレンチをかけてクランクを手で回し、ポイントが最大に開いた位置でギャップが0.2〜0.5ミリになるようシックネスゲージで調整する。シックネスゲージがなければ名刺で代用する」などといわれていますが、そもそもファルコン号はラジエターを外なければクランクプーリーにレンチをかけることができません。というワケで、ポイントギャップ調整はずばり「テキトー」です!(^_^;)

「このぐらいかな?」という位置までベースプレートを動かして、ちょっと走ってみて、低回転から高回転まで回してみて、それで「失火する」とか「ノッキングが発生する」とか「オーバーヒートする」などの問題がなければオッケーでしょ?(笑)。


ポイントギャップを調整したら点火時期がズレるので、これも再調整しなければなりませんが、ここで、サインペンで書かれた「56.5〜57.0」という謎の数字の意味が判ります。

ファルコン号の点火時期は56.5〜57.0センチ……え? センチ???

実は、ファルコン号のエンジンは色々な年式の部品を寄せ集めてワタクシがでっち上げたシロモノ。クランクを含むロングブロックは88年式ですが、タイミングマークが刻まれたハーモニックバランサーは60年代のもの。が、このフォード・スモールブロック(ウインザーユニット)というエンジンは、1987年に点火順序が変更されているのです。で、ファルコン号のエンジンは「変更後のクランクに変更前のハーモニックバランサーを付けちゃったチャンポン」。というワケで、ハーモニックバランサーに刻まれたタイミングマークがまったく意味をなしておりません。しょーがないので、ワタクシはこのハーモニックバランサーに両面テープで“巻き尺”を貼り付けたのであります。で、タイミングライトで巻き尺の目盛を読んでベストな点火時期が、56.5〜57.0セ・ン・チ・メ・ン・タ・ル♪

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も〜、このクルマはそのへんの修理工場に預けて「点火時期を調整してください」といっても、だれにも理解できない「意味不明なクルマ」に仕上がっております(^_^;)


と、ここまでやっておいて、これまた10年以上コキ使い続けているスパークプラグですが、まだ交換しません!!

走ってみても、外して目で確かめてみても、まったく問題がないので。

ちなみにこのスパークプラグ、(10年前当時の)フォードの正規ディーラー「近鉄モータース」の芝浦本社までわざわざ行って購入した正真正銘Made in USAのオートライト製。買った時は「高え!」と思いましたが、イマドキ珍しいほどいにしえのアメリカ製品の良心を感じさせるスバラシイ逸品ですね、オートライト製スパークプラグ!

が、近鉄モータースはもう存在しません。同じスパークプラグをもういちど手に入れることはできるのでしょうか????


posted by フランケン at 09:16| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
センチメンタルって…
私のはーれーは、でじたるいぐにしょんですっ!
きっぱり
Posted by Tripple Z at 2010年07月29日 16:58
ウチのロッソコルサMD90ストラダーレ・エヴォルツォーネはCDI。。。。。。
Posted by ヨシオ at 2010年07月31日 07:12
それって、郵○カ○…(妙に早い)

我がモンキーBAJAもぎりぎりCDI…
50Km/h以上出るようになったらツーリング行きましょう!(駅前のスタバでも)
Posted by at 2010年07月31日 17:12
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