2011年10月27日

連載100回目のLightning

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次号Lightningは、ワタクシにとって「連載100回目」となる節目の号でございます。先日モヒカン編集長からそう言われるまで自分ではぜんぜん気づいていませんでした(・_・;)。ワタクシはただ淡々と(時には悶絶しながら?)それを100ヶ月続けてきただけです(^_^;)

Lightningのお仕事というのは、毎回与えられたテーマに沿ってイラストを描き、それにエッセイを書き添える、というもの。イラストはもちろん本職なのでどんなテーマが与えられても苦になるようなことはありません。ライター業もやっているので、たとえば取材をして記事を書くような仕事はむしろ好きだったりします。が、自分の体験談やエピソードに基づいて書くエッセイは、書けなくて悶絶することも。。。。。。。(>_<;)

「描く」あるいは「書く」という仕事は、必然的に引き籠らなければできない仕事。ワタクシ、これまでの人生の大半を仕事場のデスクの前ですごしてきました。ホント、朝から晩まで、1年のうち340日ぐらいは(!?)。ゆえに、実はかなりの世間知らず(爆)。たとえば、与えられたテーマが行ったこともない「ハワイ」だったり、知識も興味もない「ミリタリー」だったり、まったく縁のない「アウトドアライフ」だったりすると、自分の中に「引き出し」がないので悶絶します。。。。。。そんな時は、過去に読んだ本だったり過去に観た映画なんかを題材にする訳ですが、時には自分の記憶違いで間違ったことを書いてしまい、キビシイ読者から「あの映画のラストシーンはそうじゃなーいっ!」と、編集部に苦情の電話がかかってきたことも(汗;)。そんな時でも、モヒカン編集長は「こっちで対応しますから気にしないでください」とフォローしてくれたこともあった、そんなこんなの100ヶ月でありました(^_^;;;;;;;;)

さて、記念すべき100回目のテーマは「経年変化」あるいは「エイジング」。これは、まさにワタクシのピッタリのテーマです! なにしろ「自分の物が大好き」で「物欲はほとんどない」男。ギターは12年、クルマは14年、バイクは32年、フィルム一眼レフカメラも32年。「コレ」と定めたものを手に入れるまではガッツリ物欲はあるのですが、いちどそれを手に入れてしまうと「それ」に没頭してしまうのです。共通する条件は「買っただけではどうにもならないシロモノ」あるいは「手に入れてからトレーニングが必要なシロモノ」。楽器はもちろん、直さなければ動くようにならない旧いアメ車とか、思いどおりに乗りこなせているとは思えないバイクとか、何万枚撮っても上手く撮れたと思えないアナログなカメラとか。そうやって悪戦苦闘してきた痕跡が生々しく刻まれ、汚れ、傷だらけになった「自分のモノ」は、使い込むほどにますます愛着が沸き「他のモノなんて要らな〜い♪」と思うのです。

で、今回テーマに選んだのは、高校1年の時に買ったエレクトリック・ベース。アメリカの名門「フェンダー」社の名品「プレシジョン・ベース」・・・・・・が高校生に買えるはずもなく、もちろん日本製の安価なコピーモデル。それでも、高校生にとってはとてつもなく高価な買い物! バンドがやりたくて、ベースが弾きたくて、楽器店に通いつめ、ヨダレを垂らしながら見つめ、ようやく手に入れたベースです。しかし、世の中で楽器ほど「持ってるだけではどうにもならないシロモノ」もありません。それからの悪戦苦闘ぶりは・・・・・・・次号Ligtningを買って読んでね♪(29日発売)


高校から大学卒業までの9年間(え、計算が合わない? ほっとけや-_-;)、このベースは弾いて弾いて弾きまくり、もう傷だらけでボロボロ。ですが、これはまさに「自分で刻んだエイジング」。自分にとっては意味のない「市場価値」なんてこれっぽっちもない国産の安物ですが、経年変化で反ってしまいやすいネックはなんと1ミリも反っていません(!)。


が、社会に出てからは「何人かでスケジュールを合わせる」ということもむずかしくなり、実はバンドもぜんぜんやっておりません。やはり、ベースという楽器は「バンドの中で演奏してナンボ」のもの。家ではひとりでギター(コチラはオトナになってから手に入れたホンモノのフェンダー社製♪)はよく弾いておりますが、ベースはほとんど弾かなくなってしまいました。で、たまに弾いてみると「あ”〜、むずかしい!!」。やはり、楽器ほど「持ってるだけではどうにもならないシロモノ」もありませんね(苦笑)。もう1回ちゃんと練習しようかな?(^_^;)

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この古ぼけた写真は、高校生の時のオレ(汗;)。右の「和田センパイ」は高校、大学ずっといっしょで、なんとLightningの広告スポンサーを取りまとめる広告代理店の担当さんだった、ということが最近判明!(^_^;) 
posted by フランケン at 11:55| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月19日

オネエサンとかオッサンとか

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ますます暴走が止まらないオネエサン・シリーズと、
世界でいちばんカッコいいオッサン…………♪

3枚目はウチのキャンギャル…………ちがうか!?(^_^;)
posted by フランケン at 19:13| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月01日

「オネエサン」始めました。

といっても、別にオネエになったワケじゃねーよ。
「オネエサンの絵を描き始めました」 ということです。念のため。

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え? むしろ、こっちのほうが“ポカーン顔”か?????



かもね………(笑)。



絵を描くことを生業(ナリワイ)として四半世紀。自分でも今までオネ
エサンを描いてみようなんて思ったことはなかったし、描けるような気
もしなかったし。

が、ある日「今・の・オ・マ・エ・な・ら・描・け・る・だ・ろ?」
という“天の声”が聞こえた……………ような気が………………(!)



思い違いかな?(-。-;)



これが人様にお見せできるような水準に達しているのかどうか、
自分ではまったく判りませぬ。

これが何かに使えるのか、それとも使い道などないのか、それも
今のところさっぱり判りませぬ。

自分なリの「エロス」は追求しているつもりですが、それが「エロ」に
なっていないかどうか、自分では判りませぬ。「ス」がないのとあるの
ではドえらい違いです……………(-_-;)

ただ、増やせる引き出しがあるなら増やしておきたいと思うのです。





いつまでも「クルマしか描かない(あるいは“描けない”)ヤツ」
と思われているのだとしたら「絵描きのフラ」にも、そして肝心の
「Car Guyのフラ」にも、絶対に未来はないだろうと思っているので。




2011年9月 ドクター・フランケン

posted by フランケン at 11:41| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月29日

夏のお修理 2011 完結編

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Moon Autoから「修理が終わったよー」との連絡を受けて、クルマを
受け取りに行く。

6月25日にF号が動けなくなって運ばれてからちょうど2ヶ月。その間に
「今年の夏」はどこかへ行ってしまったみたいだ。昼ごろまでかろうじ
て残っていた暑さ、すなわち「残暑」も、一発の雷鳴とともにやってき
たゲリラ豪雨に押し流されてしまった。むしろそのほうが好都合だ。
日本の夏は旧いクルマには厳しすぎる。ただ、Moon Autoへ向かう道路
があちこちで冠水して通行止めになってしまったのは余計だった。溺れ
そうな勢いの土砂降りの中で、行き場を失ったクルマの群れはピクリと
も動かない。故障など無縁の最新型のクルマも、渋滞すればやはり動け
なくなってしまうことに変わりはない。この国でもっとも有効な移動手
段は、実は中古のスーパーカブなのだということを、この2ヶ月間でた
っぷり実感した。こんな国で、半世紀も昔の、しかも5000ccもある巨
大なエンジンを積んだアメリカ製の乗用車を、壊れても壊れても直して
乗り続ける理由? わかんねえだろうな。

夕方、Moon Autoに着く。世間のバカみたいな渋滞と豪雨が収まるまで
時間を潰す。清野さんとオレ、それぞれクルマに関わる別の分野の最前
線を突っ走ってきた(そして、少し疲れてきた)2人の中年男は、酒も
飲まずに缶コーヒーだけでいつまでも喋っていられる。実は彼が喋りな
がらマスキングテープを貼っているホイールは、名前を記せばひっくり
返るような超大物タレントの依頼で制作中のバイクのものだ。ずいぶん
前にバイクで事故を起こして大怪我を負って以来、バイクに乗ることを
周囲から厳しく禁じられているはずだが“乗れないバイク”でもいいか
ら欲しいのだ、という。金も名誉も地位もないけど自由だけはたっぷり
ある自分のほうが幸せ、なのかな………。

日付けが変わりかけるころ、自分のクルマに乗り込む。2ヶ月ぶりに座
る破れシートから手足を伸ばすと、自分の体が覚えている位置にピタリ
とステアリングとシフトレバー、そして3つのペダルがある。ああ、
これだ、これだ! けっして軽くはないけど、ステアリングやペダルか
らは、完璧に機能を回復した機械ならではのしっとりとした感触が手足
に伝わってくる。ステアリングとフロントタイヤの間にあるのはギアと
ベアリングだけ。パワーステアリングのポンプはもちろん、イマドキの
クルマに付いているようなコンピューターも電機モーターも介在してい
ない。クラッチペダルとクラッチディスクの間にあるのはステンレスの
ケーブルだけ。そもそもイマドキのクルマにはクラッチペダルが付いて
いない。なにもかもダイレクトな感触。それなりに腕力も脚力も必要だ。
だから心地いい。トラブルを潰して完璧に機能している機械の感触は、
快感だ!

ステアリングやクラッチが壊れると周囲の人間はすぐに「ラック&ピニ
オンに換えれば?」とか「油圧クラッチに換えれば?」と言う。ばーか、
だれが換えるもんか(笑)。これが半世紀も昔の、しかも5000ccもあ
る巨大なエンジンを積んだ浮き世離れした乗用車を、壊れても壊れても
直して乗り続けるたったひとつの理由なんだから。乗ってる自分には見
えないクラシックな外観なんて、実はどうでもいいんだヨ(笑)。

「じゃ、気をつけて!」という清野さんの声を背中に聞きながらエンジ
ンをかける。真っ暗な室内でメーターにオレンジ色の照明が灯り、深夜
にははばかられるような爆音が響き渡る(苦笑)。その爆音を押し殺す
ように小降りになった国道にゆっくりと出ると、昼間の渋滞はすっかり
解消されていた。めでたし、めでたし!(オワリ)

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posted by フランケン at 12:03| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月23日

夏のお修理 2011 その3「いつまでも夏だと思うなよ」編

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(前々回からつづく)

場面は切り替わって、こちらは“世界の北野”も御贔屓の名門ボディ
ショップ「Moon Auto」でございます。

今から8年前にF号が信号無視のオバハンに激突されて“だれもが見放す
ほど大破”した時に、ものの見事に元通りに直してしまったちょお〜
スゴ腕のクルマ屋さん。オーナーの清野さんとは、もはや「店と客」
というよりも「長い付き合いのマブダチ」でございます。

ステアリングギアボックスがブッ壊れて家の前をふさいだままニッチも
サッチのいかなくなったのは休日だったのですが、そんな時でも遠慮
なくレスキューをお願いできるのはMoon Autoだけ。というワケで、
あの日、F号はMoon Autoに運び込まれたのでした。感謝!

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『ボロいところ その1』
さて「マルゼンモーター」でものの見事に復活したステアリングギア
ボックスはMoon Autoで直ちに車体に戻されたのですが、前回書いた
とおりステアリングギアボックスを脱着するためにはヘダースを取り外
さなければなりません。で、取り外されて無防備に腹出してゴロンを転
がってるヘダースを見ながら思ったのでございます。「よし、今のうち
にコイツを叩き潰しておこう」。というのも、F号の持病「クラッチケ
ーブル切れ」の原因が、このヘダースだから。

実はこのヘダース、クラッチケーブルの進路をものの見事に邪魔する位
置にありまして、おかげでクラッチケーブルを「グイッ!」と無理な形
に曲げなければ取り付けられない状態。かねてからそれを見る度に「コ
イツ、邪魔だな〜。コイツのせいでケーブルが切れるんだヨ(-_-;)」と
思っていたのですが、車体に付いている状態ではいかんともしがたく
……………。ですが、こうして車体から取り外されて無防備に地面に転
がっている今なら叩き潰すのも簡単! というワケで、ガンガン叩いて
潰したのでございます。

どーよ、こんだけ潰しておけばいいんじゃない?


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『ボロいところ その2』
ケーブルとはまた別に、ちょうどクラッチ本体もすでに使用限度に達し
て滑り始めていたので交換です。前回交換してから4年半。その間、
都内の雑踏でフツーに自家用車としてコキ使いながら年に数回のドラッ
グレースをこなし、名古屋、神戸、広島、熊本と全国を駆け回る、とい
う荒っぽい扱いによく耐えたものです。で、お役御免となった古いクラ
ッチを取り外してみると…………………(!)


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『ボロいところ その2』の1
なんと、クラッチと接するフライホイールが磨耗して、ウネウネと波打
っている! オマケに、フライホイールにはクラッチディスクのボルト
が干渉して削れてしまった跡が……………!

大丈夫♪ そんなこともあろうかと(?)オイラはもうひとつフライホ
イールを持っているのです(なんでも持ってるヨ♪)。というワケで、
今回はフライホイールも交換! 波打ってしまったフライホイールは修
正研摩して次回のトラブルに備えておきます。


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『ボロいところ その2』の2
フライホイールを取り外したおかげで、それまでアプローチすることが
できなかったクランクオイルシールがムキ出しに。おお、そうだ! こ
こからオイルじゃじゃ漏れなんだ! 交換するなら今のうちだ! とい
うワケで、クランクオイルシールも交換。もちろん、オイルシールやガ
スケットも一式、ぜんぶ持ってます。ホント、なんでも持ってるヨ♪


『ボロいところ その2」の3
クラッチを分解したところ、なんとレリーズフォークにクラック発見!
大惨事になる前に気がついてよかったです(-。-;)。クラックは熔接し
て修理しておきます。



というワケで、バラせばバラすほどボロが出てしまうボロいF号ですが
かといって“見なかったふり”をするワケにもいきません。せっかく
名門ショップに長期入院しているのだから、この際一気にリフレッシュ
しておきたいと思います。


さあ、もうじき路上復帰できる………のか?(まだまだつづく)


posted by フランケン at 22:08| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月21日

夏のお修理2011 その2「プロワザのスゴさを見る!」

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(前回からのつづき)
クルマのステアリング・システムにはいくつか種類がありますが、F号
に使われているのはボールナット&セクター(リサーキュレーティング
ボールともいう)というタイプ。


ボールナットというのはステアリングシャフトに貫かれた箱状のギア。
このギアの内部とステアリングシャフトの表面にはスパイラル状の溝が
あり、その溝の中は数十個の鉄球で満たされていています。で、シャフ
トが回転すると溝の中の鉄球が転がりながらボールナットが平行移動。
ボールナットと噛み合ったセクターギア(セクターシャフトと一体)が
回転する、という仕組み(前回のブログの「図1」参照)。このように、
ボールナットは「ギア」でありながら一種の「ボールベアリング」でも
あるため、その材料は「ベアリング鋼」以上の品質でなければならない
ワケです。が、アルゼンチンで作られたFlaming River製のステアリン
グギアボックスは、どうやらその水準には達していなかったようで
…………………(-_-;)


というワケで我が家の物置きの奥から引っ張り出してきたのは、10年
ほど前に中古で買って持っていたFoMoCo純正ステアリングギアボック
ス。さらに遡れば、これは1964年にアメリカ合衆国で製造されたもの。
錆びてみすぼらしく見えますが、アメリカが「鉄鋼王国」の名をほしい
ままにしていた時代に当時の最高水準の材料を贅沢に使って作られた、
正真正銘のMade in USAです!


どうしてこれを使わずに温存していたのか今となってはよく覚えていな
いのですが(-。-;)現状ではロワー・セクターシャフトベアリングが壊れ
て取り外されている状態。だから使わなかったのかな? が、あらため
てよく見てみると、バックラッシュの調整代もまだ十分に残っていて、
全体のコンディションは悪くありません。というワケで、コレをマルゼ
ンモーターに持ち込んでオーバーホールしてもらうことにしたのでした。


さて、まず手配しなければならないのは失われてしまったロワー・セク
ターシャフトベアリング。丸山さんはベアリングのサイズをノギスで計
り、電話帳みたいな工業用ベアリングのカタログとニラメッコ。ベアリ
ングというのは世界共通の規格品なので国内でも調達できる(はず)な
のです。で、すぐに「あ、あるある。中沢く〜ん、あるよ〜!」と言い
ながら部品商に電話で発注。その間、なんと4〜5分(!)。実は、こ
ういうところがベテランのプロのスゴさ! 頭の中に蓄積された膨大な
情報と、それを裏付ける電話帳みたいなカタログ、部品商とのネットワ
ークは、シロウトには真似ができません……………。


では、いよいよオーバーホール開始!

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10年ほど前に買って持っていた中古のFoMoCo純正ステアリングギア
ボックス。

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ハウジングに刻まれた文字はARGENTINA……ぢゃなくて、FoMoCo。
正真正銘のMade in USAです。

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下から内部を覗いたところ。現状ではロワー・セクターシャフトベア
リングが付いていません。

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セクターギアのコンディションは上々。オイルシールはまだ弾力も残
っているので大丈夫……(!?)。壊れて取り外されたロワー・セクタ
ーシャフトベアリングも、ニードルをなくした時の補充用として使える
ので捨てずにとっておきます。

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丸山さん登場! 推定300kgはありそうな巨大な万力がスゲエ!!
腕のいいベテラン・メカニックの仕事っぷりを見せてもらうのは、
ちょっとしたエンターテインメントです♪

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まず、ボールナットの分解。シロウトにはぜったいに無理。プロでも
やりたがらない作業です。そのワケは……………。

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分解するとバラバラとブチまけてしまう数十個の鉄球! シロウトは
この時点で「アチャーッ!>_<;」って感じですが、丸山さんは涼しい顔
ですべての鉄球を洗浄してコンディションをチェック。小さな傷もなく
コンディションは合格です!

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ボールナットの内部の溝もチェック。こちらも問題なし! この溝の
中を数十個の鉄球が循環するワケです。

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組み立て。組み立て精度が悪いとガタつきの原因となりますが、果た
してイマドキの若いメカニックでこれができる人は……………????
ちなみに、ワタクシは自信がありません(-_-;)

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.組み立て完了! ボールナットを手でクルンと回すと、なんの抵抗
もなくシャーッ! と気持ちよく回ります♪

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.新たにゲットしたロワー・セクターシャフトベアリング。ニードル
ローラーベアリング製造の老舗「IKO 日本トムソン」の製品です。
http://www.ikont.co.jp/product/index.html
ちなみに↑をクリックしてもシロウトがネットでお目当てのベアリング
を見つけて購入することはまず無理。買うのも「プロの経験と知識」が
必要なディープな世界です…………。

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プレス機でベアリングを圧入。

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ベアリング装着完了!

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ここで丸山さんのひと工夫。内部へ水や埃の進入を防ぐダストシー
ルを作って取り付けます。実はコレ、オイラがベアリングのニードルを
バラバラと入れて持っていたビンのフタ(!)

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.中を80番のオイルで満たしてオーバーホール完了〜〜〜!!
バックラッシュもパーフェクトに調整してあります。


さて、次回からは場所をMoon Autoに移してステアリングギアボックス
の取り付け。さらに、使用限度に達していたクラッチの交換、以前から
やりたいと思っていたヘダースの加工などを行います
(まだまだつづく)。

posted by フランケン at 17:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月20日

夏のお修理2011 その1「司法解剖」編

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F号が「前にも後ろにも走れるけど右と左には曲がれない残念なクルマ」
になってしまったのはまだ日本列島が本格的に暑くなる前のことでした
が、もうすっかり涼しくなってしまいましたね。みなさま、このクソ
暑い夏はいかがお過ごしだったでしょうか、オーシーツクツク。。。。


さて、今回ブッ壊れてしまったステアリングギアボックスは、アメリカ
のFlaming Riverという会社の製品。FoMoCo(フォード・モーター・
カンパニー)の純正部品ではない、いわゆる「社外品」です。これを取
り付けたのは今から10年ほど前のことでした。


14年前にF号を買った時は、元々付いていた純正部品のステアリング
ギアボックスは(当然ながら)すでにボロボロガタガタで、修理、また
は交換が必要な状態でした。が、もちろん半世紀も昔の純正部品が売っ
ているはずもなく、どうやって直せばいいのやら……………。
で、(当時も今も)アメリカで唯一リプロダクション(再生産品)の
ステアリングギアボックスをリリースしている(製造している、ではな
い)Flaming Riverのサイトで「オーダーメイドでファルコン用も作り
ます」という一文を見つけ、それにすがったワケでございます。オネダ
ンは700ドル以上もしました。高かった〜!(>_<;)。


ファルコンは、リプロダクションのステアリングギアボックスが販売
されておりません。というワケで「Flaming Riverでオーダーメイドで
作ってもらえる」ということを知るまでは、ユーズド(中古品)やら
リビルト(再生中古品)をアメリカ中からいくつも買ってみたのです
が、これが“パンドラの箱”を開けてしまった瞬間でした。


1960年代のフォードは、同じ年式の同じ車種でも同じ部品が使われて
いるとは限りません。ハイ、これこそ「プロでも嫌がるオールド・フォ
ードの整備」の、最大の理由でございます。この当時のフォードのクル
マはイヤーモデルの途中で何度も設計変更されているケースが多いため
「買った部品が付くかどうかわからない」というのが当たり前。
「1964年型ファルコン、V8、マニュアルステアリング」だけでも
(少なくともワタクシが知っている限り)サイズは2種類存在します。
もちろん、他の年式のファルコン、6気筒のファルコン、パワステの
ファルコン、マスタングやコメットなど兄弟車種とも、まったく互換性
がありません(-_-;)


というワケで、ワタクシもいくつも「ハズレ」を買ってしまい、それで
も「ハズレ」や「アタリ(だけどボロ)」のユーズド・ステアリングギ
アボックスを何個も(ベアリングのニードル1本まで!)バラバラにし
て、その中からマシな部品を寄せ集めて“2個イチ”“3個イチ”にして
騙し騙し使っていたのでした。


ちなみに、ファルコンはステアリングギアボックスを車体から脱着する
のも「ウルトラC」の難易度。というのも、ギアボックスがステアリン
グシャフトを一体構造になっているため全長が1メートル以上もあるか
ら(!)。車体をう〜んと高く持ち上げないと地面につかえてしまって
取り出すことができないのです。オマケに、ヘダースやらクロスメンバ
ーや周辺の部品をいくつも外さないとギアボックスを引き出す隙間もあ
りません(-_-;)


このように、ステアリングギアボックスはF号の部品の中でも最高に
メンドクサイ部品。触ってはいけない“パンドラの箱”なのです。
だからこそ、10年前に(一応新品の)Flaming River製ステアリング
ギアボックスを手に入れた時は「もう二度と壊れないでくれ!(>_<;)」
と強く願ったのですが……………。


その(一応新品の)Flaming River製ステアリングギアボックスですが、
ぶっちゃけ、取り付けた直後から「なんかヘン」でした。ゴリゴリとい
うイヤな感触、異常に早いギアの磨耗、それに伴って頻繁に強いられる
バックラッシュの調整、そのバックラッシュを調整するためのアジャス
トスクリューのネジ山もあっけなくバカになってしまい、そして、最後
に砕け散ったベアリング。ひとことで言えば「所詮、社外品だナ……」。

そのクオリティは到底、FoMoCo(フォードモーターカンパニー)の
純正部品には遠く及ばないレベル、というのが(おそらくFlaming
River製ステアリングギアボックスを実際にマジで使った唯一の日本人
である)ワタクシの、正直な評価です。ほとんど乗らないような“シ
ョーカー”に使う程度では気付かないでしょうが………。




では、壊れてしまったFlaming River製ステアリングギアボックスを
「司法解剖」してみます。。。。。。



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ステアリングギアボックスの構造。今回砕けてしまったのは「A」の
アッパー・セクターシャフト・ベアリングですが、バラしてみるとさら
にイロイロと問題が…………………(!)

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あっけなくネジ山がバカになってしまったアジャストスクリュー。
本来なら「S45C」レベル以上の炭素鋼が使われていなければいけない
場所ですが、ぶっちゃけ「ナマ鉄」が使われちゃってますね、こりゃ。
メッキだけはきれいですが……。

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セクターギアがハウジングの底と干渉した傷跡。バックラッシュの
調整が限界に達してしまった証拠ですが、たった10年で? ギアの磨耗
が異常に早いのか、それとも、そもそもハウジングの形状がおかしいの
か?

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Flaming Riverの「ファルコン用オーダーメイド」というのは簡単な
ハナシ「マスタング用ギアボックスにファルコン用ステアリングシャフ
トを熔接でくっつける」という荒技でした(!)。シャフトにパイプを
被せて熔接しているためシャフトが太くなってしまい、アッパー・ステ
アリングシャフト・ベアリング(図1のC)は二度と脱着できません
(>_<;)

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ロワー・ステアリングシャフト・ベアリング(図1のD)のシャフト側
は錆びてもいないのに荒れ果てて凸凹! 本来なら高炭素クロム軸受け
鋼(SUJ材、通称“ベアリング鋼”)以上の材料が使われていなければ
いけない場所ですが、どんなスカな材料を使っているのやら? おそら
く、炭素が均等に分布していないような粗悪な材料が使われちゃってま
すが、そういう問題は“その国の鉄鋼業のレベル次第”なので………。

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で、どこで作っているかといえば「アルゼンチン」でございます。
かつてMade in USAといえば「高品質の代名詞」でしたが、イマドキの
USブランド製品の大半は(たとえ有名なブランドでも)Made in USA
ではございません。とてもじゃないけど、本当にMade in USAが高品質
だった1960年代のアメリカ製純正部品と比較できるようなシロモノで
は……(-_-;)




というワケで、これは修理不能と判断し、ゴミ箱行きとなりました。




ではどうするのか? ハイ、ウチにはワタクシが10年以上前にジタバタ
と買い集めた中古のFoMoCo純正ステアリングギアボックスがまだひと
つ残っておりました。現状ではロワー・セクターシャフト・ベアリング
(図1のB)がなくなっている状態ですが、正真正銘“高品質な1960年
代のMade in USA”でございます。これを“高品質なMade in Japan”
のベアリングを使って“Made in Japanの匠”マルゼンモーターの丸山
さんがオーバーホールします。次回はその様子を(つづく)。


posted by フランケン at 15:48| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月15日

「道楽」発売のおしらせ

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ピザーラおとぼけ、フラでございます(-_-;)


前回から「道楽」誌上でスタートしたワタクシとマツオヒロミ女史との
コラボ・ユニット「泥棒猫」による連載「描楽(ガキラク)」。

http://frankengallery.seesaa.net/article/200786069.html

その第二弾が、明日(8/16)発売でございます。

http://www.vibes-web.com/

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さて、この絵は見たことがあるという人もいるのでは?


ハイ。描いてはみたもののメジャー・デビューの機会を逃し続け、
業を煮やして自費でTシャツを作ったところ、そのTシャツが「道楽」
デビューのきっかけとなった記念すべき1枚でありますというワケで、
前作よりも先に出来上がっていた作品ですが、コスチューム的に
「夏の絵だナ」と判断してこの時期の掲載とさせていただきました。


例によって「詞」はペラペラと手から出まかせ、ウソ八百。実体験では
ございません………。ま「いかにもありそうなハナシ」でしょ?(^_^;)



※オ・マ・ケ

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今回はヘンシューチョー直々のリクエストにより、誌面に「謎のニセ
郵便配達人」が…………………(!)

いいのか? こんなユルい絵ヅラで?????(-_-;;;;;)



posted by フランケン at 17:46| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月30日

韓国人とか、ヒスパニック系アメリカ人とか。。。。

5月29日に熊本で行われたF.T.W.Show.

http://www.ftw-show.com/

このイベントは地理的に近いこともあって韓国からもメディアが取材に
訪れていたのですが、ワタクシもしっかり取材を受けたセヨ。

で、昨日。その記事が掲載された韓国の「Scooter n Style」という
バイク雑誌 がF.T.Wの主催者ジンギーさん経由で送られてきたミダ。

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おー、スゴイセヨ! 1ページも使ってでっかく紹介されてるセヨ〜!!



う〜〜〜む。なんて書いてあるのかさっぱり解らないミダ…?(-_-;)



ま、いっか。これでオイラも海外デビューか?(^_^;)

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それはさておきこの雑誌、カバーガールちゃんがかわいいですセヨ♪


ps.
こないだ「2週間以内に部品を送るぜセニョール」と言ったアミーゴ・
シスコ・エストラーダからメールが来ました。

「スマン! 製造元から『あれはもう作ってないよ』と言われちまった
よカラムーチョ(^_^;)」


え"〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!


じゃ、どうやってF号を修理したらいいんだべさドンタコス?

こりゃ、もういちど「修理計画」を見直さないとダメですね。。。。。


posted by フランケン at 12:09| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月28日

乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗り たい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい!!!

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F号がドナドナされてから1ヶ月が過ぎました。
http://frankengallery.seesaa.net/article/211941957.html

6月の末にオーダーした些細な(でも重要な)部品がいまだにメリケン
から届いていないため、F号は修理を始めることも出来きないままムー
ンオートの敷地内で埃を被っております。


あんまり遅いので「なにボヤボヤしとんんねん、はよ送れや」と関西弁
の英語(西海岸なので、たぶん英語も関西弁)で問い合わせたところ
「2週間以内に送りますさかい、もう少し辛抱してや〜」だって(・_・;)

ま、お気楽なアミーゴ(担当者の名前から察して“バテレン”ではなく
“在米アミーゴ”です)が相手じゃ、しょーがない。
気長に待つしかありませんね‥‥‥‥‥(-_-;)


というワケで、珍しく1ヶ月以上に渡って「F号のない生活」を送って
おります。?。。。。。。




ああ、乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りた
い乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい乗りたい!!!




今年は上半期だけでも、広島へ行ったり熊本に行ったりして、確実に
5000km以上は走っているんだけど、でも、まだ乗りた〜〜〜〜〜い!




画像は今から12〜3年前。アメリカでF号を買ってきてから2〜3年目。

次号Fueler(7/30発売)のコラムでチラッとそのころのことを書いた
ら姐御から「そのころの写真ないの〜?」と言われて、久々に引っ張り
出してみました。
http://www.ignitemag.com/


このころはF号を手に入れただけで嬉しくて、こんな姿でしたが喜々と
して乗り回し、出先で壊れ、壊れればその場で直し、直ればまた動く限
りは喜々として乗り回しておりましたねえ。。。。。。


え? 今もか‥‥‥‥‥‥?????????

posted by フランケン at 12:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月06日

Tシャツ発売のおしらせ

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ワタクシのデザインしたTシャツが発売されましたのでおしらせします。

http://www.ironheart.jp/index.html
http://www.ironheart.jp/products/IHT-1110-1115.html

柄は3柄。色は黒、白、ネイビーの3色。
オネダンは税込み¥6090でございます。

お問い合わせは、オイラも愛用、エキストラ・ヘヴィーデニムの
「アイアンハート」まで。


posted by フランケン at 13:28| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月02日

ディスィ〜ズ チヨドイイ ホンダア

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F号が直るまでしばらく日にちがかかりそうなので、
当分の間頼りになるのはコイツだけ。

利便性と積載能力の強化を図ってプチモディファイしてみますた。




ニホンゴー、カコイイデスネエ♪♪
何テ書イテアリマスカ………? スシー? テンプーラ? フジヤーマ?


意味ワカンナイデスネ〜〜〜(-_-;)


posted by フランケン at 17:48| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月26日

久々のドナドナ(>_<;)

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先日アイドラーアームを修理したものの、相変わらずステアリングの
遊びが異常に大きいF号。しかも、その遊びの量は日に日に大きくなっ
ていく感じです。

どのぐらい大きいかというと、なんと90度以上!!!!
つまり、ステアリングを直角まで回してもクルマが曲がりません(-_-;)

ハッキリいって、これは怖いです。。。。。
クルマの左右1メートルには責任が持てません。。。。。。。
半径1メートル以内のエリアは退避勧告発令。。。。。。。


アジャストボルトで何度か調整を試みてみたものの、症状はまったく
変化なし。

う〜む、これはギアの磨耗のような単純なトラブルではないナ。
なにか重大なトラブル発生! の、胸騒ぎの茅ヶ崎♪

で、とりあえずステアリングギアボックスを開けてセクターギアの様子
を見てみようとしたところ…………… 


バラバラバラバラ! と何か細かいものが落ちてきて、地面にブチま
けちゃいました!

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それはなんと、太さ約1ミリ、長さ約2センチメンタルほどのニードル
ベアリングのニードル数10本(撃沈!)



え? なんでこんなものが落ちてしまったの?(・_・;)




で、ギアボックスの中をよお〜く見てみると、アチャ〜!
なんと、ベアリングのリテーナーが砕け散っておりました…(玉砕!)


指で内部を触ってみると、ジャリジャリとしたイヤア〜な感触。砕け散
ったリテーナー(と、おそらく何本かのニードル)がギアボックスの中
でシェイクされて金属の粉末となり、底のほうに溜まっております。オ
イルもギラギラのメタリックブラウンに変色。




思い返してみれば、ステアリングの違和感は数カ月前からジワジワと始
まっていたような気がします。その時にはすでにベアリングリテーナー
の崩壊は始まっていたのでしょう。で、崩壊したリテーナーからニード
ルが1本落ち、2本落ち、やがてすべて落ち、ギアボックスの中で支えを
失ってしまったセクターギアがガクガク動くようになってしまい、それ
で90度以上というあり得ないステアリングの遊びとなっていたのです。

で、崩落してギアボックスの底に溜まっていたニードルが、ギアボック
スが開放された途端に外部に放出されてしまった、という、どっかの発
電所みたいなハナシ…………………(汗;)

これじゃ、いくらアジャストボルトで調整しても直らないです(-_-;)



さて、困ったな。



今回壊れてしまったステアリングギアボックスは、今から10年ほど前に
交換したFlaming Riverhttp://www.flamingriver.com/という会社
の製品。

ここは、おそらくアメリカでもほとんど唯一にして最大手のオールドカ
ー用アフターマーケット製ステアリングギアボックスを作っているメー
カーです。が、レギュラー製品としてラインナップされているのはコル
ベット、マスタングといった、オールドカーの中でもポピュラーな車種
ばかり。ファルコンのようなマイナーな車種はオーダーメイドで作って
もらわなければならないのです。

アメリカ中を探せばファルコン用のリビルト・ステアリングギアボック
ス(と称するバッタもの)やグッドユーズド(という名のジャンク)も
ないワケではないのですが、ぶっちゃけ、どれもこれもまったく使い物
になりません。ハイ、ワタクシそれらをぜ〜んぶ試して、ことごとく玉
砕して、ようやく10年前にFlaming Riverのオーダーメイド・ステア
リングギアボックスに辿り着いたのですから。。。。。。。。。



ちなみにオーダーメイド・ステアリングギアボックスのオネダンは700
ドルオーバーでございます(>_<;)


壊れたものは親指の先ほどの小さな部品ですが、病状はハッキリいって
重症です。(つづく…………のか?)

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間の悪いことにもう1台のバックアップ動力源「カブ号」は、その前日
にパンク(炎天下を3時間押して帰ってきましたヨ>_<;)。ただちに復旧
作業を開始しなければ、この夏の動力不足は必至です(-_-;)
posted by フランケン at 15:27| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月23日

みつばちバジーちゃん と かえでちゃん

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クルマ友だちの仙波さんは、トラックメーカー「いすず自動車」のデザイナーさん。先日、その仙波さんからこんなお誘いを受けたのでした。

「ウチの会社の仲間で集まってラジコンのトラックで遊んでいるだけど今度その仲間でラジコン・トラックの走行会をやるから画伯もぜひ“例のブツ”で参加してみない?」。

なに? ホンモノのトラックの設計や開発をしてる人たちがラジコンのトラックでホンキで遊んでる? 「みんなすげえ改造しまくってるよ」だって? 中には「ホンモノのディーゼルエンジンを積んだ人もいるよ」だって?

げげっ、もうハナシを聞いただけで滝汗が流れるほどディープな世界ぢゃないですか…………(滝汗;)。そんなディープな世界に、いすず自動車の社員でもないワタクシなんぞが呼ばれるとは…………。さてはアレのことがバレたかな?




実はワタクシ、今から16年ほど前に、某ラジコン雑誌の編集長からこんなお誘いを受けたことがあったのでした。「なんでもいいから何かラジコン模型を作って、その制作レポートの連載記事を書いてみない?」。


ぶっちゃけワタクシ、ラジコンにはほとんど興味を持ったことがありません。そんなワタクシがなぜ? とは思ったものの「これもいい経験かもしれない」と考え、その連載を引き受けることにしたのです。


元々ワタクシ、某模型雑誌で(たまに、ですが)作例の制作を依頼されるぐらいの“スケールモデラーちゃん”ではありました。御存じのとおり、ワタクシの興味の原点は、あくまでもホンモノのクルマ。そのホンモノのクルマを忠実に再現するスケールモデルの制作は、一応ワタクシの興味の延長線上にあるワケです。

一方、走らせることを目的とするラジコンはホンモノのクルマとは似ても似つかない形やメカニズムであることが多く、そこに「クルマ趣味との結びつき」をあまり感じることができませんでした。ラジコンの世界だけで完結している“ラジコンちゃん”は、必ずしもクルマが好きなワケではないという、ワタクシの勝手なイメージが、ラジコンのディープな世界に足を踏み入れることを躊躇させていたのです。ま、簡単なハナシ「ラジコンってオタクの趣味でしょ?」という感じ。。。。。。


が、雑誌の連載の依頼は「食わず嫌い」を克服するいいチャンスかも? というワケで、ワタクシがあくまでも「Car Guyの目線で」1995年から2年の制作期間を費やして制作したのが“例のブツ”。それは、1960年代のアメリカで活躍したウインチ式ツインブーム大型レッカーを代表するモデル「HOLMS750」を架装した、これまた1960年代のアメリカのコンベンショナルタイプの大型トラックシャーシーを代表するモデル「ピータービルト359」……………って、おそらく興味ない人には、これはこれでウルトラディープな世界ではありますが(汗;)、つまり「アメリカのデカくて華々しくてメカメカしい大型レッカー車」を作ることにしたのでございます。

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基本シャシーは、当時「タミヤ」から発売された「キングハウラー」というキット。これは実車のメカニズムを忠実に再現した「ラジコンらしからぬメカニズム」で話題となったキットです。ワタクシはこのキットをベースにカタチをピータービルト359に作り替え、メインとなるレッカーボディ「HOLMS750」は、完全にスクラッチビルド(キットを使わずにゼロから設計、制作まで行うこと)したのでした。

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さて、そのメカニズムを説明すると…………。



まず、4灯式に改造したヘッドライトはハイビーム/ロービーム切り替え可能、バックするとバックアップランプが点灯すると同時に「プー、プープー」とブザーが鳴り、ステアリングを切るとウインカーが点滅。「ボッボーーーーーッ」と、ホーンを鳴らすこともできます。ルーフの上で点滅するオレンジ色の回転灯は、じつは100円ライターを改造したもの。アウトリガーは、実車と同じく手動式。そして、肝心のレッカーボディは、2本のブームがそれぞれ独立して昇降、転回、ウインチの巻き上げを行うことが可能で、実際に2kgの吊り上げ能力があります。
これらのすべてを手作りし、それをすべて遠隔操縦で動かすことができるのです!!

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ま、そもそも発想の原点が“ラジコンちゃん”ではないワタクシ。ラジコンだろうがスケールモデルだろうが、あくまでも小さなクルマ。それをラジコンで作るなら、実車のように動くように作る、というだけのハナシなのです。

が、ここでラジコンどシロウトの無知が発覚!! これだけのメカニズムを動かすためのプロポ(送信機)が世の中にない、と。知らなかった……(>_<;)。そこで急遽、プロポメーカーの「三和精機」さんが、ワタクシのために特別に10チャンネルのプロポを作ってくれたのでした(感謝!)。

こうしてようやく完成したのが、今から14年前の1997年。
当時はテレビにも引っ張り出されたりして、ちったア話題にもなったのでした(^_^;)


余談ですが、そのテレビ番組。無理言ってワタクシが絵コンテと台本を書き、タミヤ本社に本格的な撮影セットを作っていただき、ワタクシが演出し、本物のテレビ局のスタッフにワタクシが指示しながら制作!! 

ぶっちゃけ「ラジコン制作」よりも「映像制作」のほうが面白かったかも?(^_^;)



ということがあったのが、今から14年前。



元々ラジコンに興味があったワケでもなく、また、その制作があまりにも大変だったため、これで「燃え尽きてしまった」オイラ。以来、出来上がったラジコン・レッカーは14年間しまい込まれ、それを人に見せることも、話すこともない日々が続いていたある日。「画伯がすんげえラジコン・トラックを隠し持っているらしい」という噂を聞きつけた仙波さんから冒頭のお誘いを受けた、というワケで、ございます(^_^;)

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当初「河川敷の遊歩道でバーベキューをしながら」という予定だったのですが天気が怪しくなってきたため、急遽メンバーのKさんの御自宅に移動。子供たちが遊び回るKさんの家の前の路地の「生活感あふれるロケーション(笑)」でのミーティングとなったのでした。

しかし、14年ぶりに引っ張り出したオイラのレッカーが無事に動いてくれてヨカッタア〜(>_<;)

そして、楽しかったぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!(^_^)

仙波さん、いすず自動車のみなさま、ありがとうございました。
また誘ってくださいね!
posted by フランケン at 15:49| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月08日

アイドラーアームをモディファイする(エンスー・バージョン)

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ども♪

今回はちょっと趣向を変えて、ハードボイルドな「エンスー雑誌の原稿
モード」で書いてみますた。。。。。。

(^_^;)も(-_-;)も(>_<;)も、今回は一切ございません……(-_-;;;)

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この愛すべきポンコツはものの見事に東京〜熊本往復2500kmをノント
ラブルで走り切ったが、だからといってオレがコイツのためにやるべき
ことがこれですべて片付いた訳ではない。熊本からの帰り道で不平を漏
らし始めたのは、案の定“ドラゴン・パーツ”(中国製のリプロダク
ションパーツ)の、アイドラーアームだった。

このアイドラーアームという、人間の手首ほどの大きさの部品は「ステ
アリングを回せばクルマが向きを変える」という、自動車として当然の
動きを正確にコントロールするためには欠かせない重要な部品だ。だが
ウイッシュボーン・タイプのフロントサスペンションに設けられた12箇
所の関節のうち、常にもっとも負担がかかる部品でもある。だが、それ
にしても早すぎないか? 新品に交換してから、まだ1年も経っていな
いんだぜ。


そもそもオレは気が進まなかった。(中国で作られてはいるが)アメリ
カから届いたその“一応新品の”アイドラーアームは、元々車体に付い
ている1964年製のオリジナル・アイドラー・アームとは似て非なるシ
ロモノだったのだ。

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それは、ブラケットが3本のボルトでガッチリと車体に固定されている
オリジナルとは異なり、ブラケットの取り付けは2本のボルトで済まさ
れていた。しかも、シャフトもアームも明らかにオリジナルよりも細く
華奢な作りだ。大丈夫なのか、こんなので?



左右にはストレスなくスムーズに回転し、上下には絶対に動いてはいけ
ないのが、アイドラーアーム。それが上下に動いてしまっては、正常な
ステアリング操作など望むべくもない。だが、その時手許にあったのは
1964年から酷使され続け、すでにラバー製ブッシュが磨耗して弾性を
失い、本来動いてはいけない上下方向にガタガタと揺れ始めていたオリ
ジナル・アイドラーアームと、安っぽい作りではあるものの“とりあえ
ず新品”のドラゴン・アイドラーアーム。その時点で選択枝は他になか
った。

案の定、ドラゴン・アイドラーアームは、取り付けた直後から新品であ
りながらグニャグニャとした頼り無い手応えを示した。それは明らかに
華奢なアームがたわみ、2本のボルトだけで固定されたブラケットがグ
ラつき、品質の悪いラバーブッシュが潰れている症状を示していた。
だが、それでも上下にガタガタ動いてしまうようになってしまったオリ
ジナルよりは「だいぶマシ」だった。



「欧米の旧いクルマは今でも新品の部品が手に入るだけ恵まれている」
とは、よく言われることだが、この「恵まれている」という意味は、ず
いぶん“深い”ような気がする。

それは時としてユーザーの「知恵と工夫」を必要とし、またある時は
「一時しのぎ」にすぎず、またある時は「部分的には使える」程度のも
のでしかなく、そして、場合によっては「授業料」だけを払わされて
そのままゴミ箱行きとなる(部品の設計変更が頻繁に行われた'60年代
のフォードの場合、これが非常に多い)シロモノなのだ。

これを「いいかげんな部品を作る(作らせる)大雑把なアメリカ人」と
捉えるのは簡単だが、一方で、そんな物に不平も漏らさず、どうにか工
夫して使いこなしてしまう「意外に手先が器用で頭の柔軟なユーザー」
がアメリカには大勢いるのも事実。だからこそ、アメリカではオールド
カーの部品産業が巨大なマーケットとして成立しているのだ。「日本の
旧いクルマは部品がない」と嘆く前に、マニュアルどおりに取り付ける
ことができなければ、ユーザーもメーカーもメカニックも「不良品」と
考えてしまう潔癖すぎる国民性を嘆いたほうが、もしかしたらいいかも
しれない。


さて、1年と持ち堪えることのできなかったドラゴン・アイドラーアー
ムは、結果的に「一時しのぎ」にすぎなかった訳だが、それでも「しの
ぐための一時」が与えられたことの意味は大きい。その与えられた時間
にクルマを眠らせることもなく、日々のアシとして使い続け、広島や
熊本まで走りながら、オレは次の策を考えていたのだ。


そもそも、オリジナル・アイドラーアームには、磨耗してしまったラバ
ー製ブッシュ以外に問題はない。ならば、このラバー製ブッシュを、
より高い精度と耐久性に優れた物に交換すれば済むことだ。そこで相談
をもちかけたのが「マルゼンモーター」の店主、丸山氏だった。

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すでに還暦をすぎてもなお矍鑠(かくしゃく)としている丸山氏は、ま
だ運転免許を取得する前の15才の時にすでに自分でオートバイのエンジ
ンを組み立て、年令を偽って大人に交じってレースに参加し、優勝まで
していた、というツワモノだ。その丸山氏が切り盛りする「マルゼンモ
ーター」は、知る人ぞ知るオールドカー整備の老舗中の老舗。そんなス
ペシャルショップが我が家のすぐ近所にあるという「幸運のカード」を
使わないテはない。

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オレは最初、丸山氏に「このアイドラーアームのラバー・ブッシュの代
わりにテーパーローラー・ベアリングを入れたいのだが」と相談を持ち
かけた。だが、丸山氏の意見は違っていた。丸山氏は「テーパーローラ
ーベアリングはトルク管理がものすごく難しい。それよりも、砲金か燐
青銅のような硬い合金でブッシュを作ったほうがいいだろう」と言う。
オレは、自分などが想像もつかないであろう場数を踏んできたにちがい
ない老練なベテラン・メカニックのアドバイスに、素直に従うことにし
た。

「砲金」とは銃身などに使われる、いわゆる「ガンメタル」と呼ばれる
合金だ。非常に硬く、耐磨耗性に優れるが、弾性はあまりない。一方、
古来からある合金「青銅」に数パーセントの燐を混ぜた「燐青銅」は、
硬さは砲金ほどではないが、耐磨耗性や耐腐食性に優れ、弾性もあり、
自動車の中でもバルブシートリングやベアリングレースなど、特に過酷
な環境に置かれる部品に多く使われている合金だ。そこで、ラバー製に
代わる新たなブッシュは、燐青銅で作られることとなった。


こうして、丸山氏が金属商から取り寄せた燐青銅の塊を「昭和45年から
使っている」というオールドファッションな旋盤にセットして僅か3日
で作り上げたのが、この「燐青銅ブッシュ入りアイドラーアーム」であ
る。

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アーム自体はしっかりした作りのオリジナル。ブラケットの取り付けボ
ルトも3本だ。そしてその中に仕込まれたブッシュは、オリジナルのラ
バー製に代わって丸山氏が燐青銅の塊から削り出したもの。オリジナル
の美点を活かし、欠点を潰した、いわば「理想的なアイドラーアーム」
が出来上がった訳だ。

インナーブッシュには「グリス溜まり」の溝が設けられ、アームには新
たにグリスニップルも取り付けられて、定期的にグリスアップすること
ができる構造となっている。そして、アウターブッシュとインナーブッ
シュのクリアランスは「左右にはなんの抵抗もなくスムーズに動くが、
上下にはビクとも動かない」という高い精度を誇る。この絶妙な加工精
度こそ、老練なベテラン・メカニックとオールドファッションな旋盤の
コンビネーションでしか成し得ない「匠の技」なのだ。

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さて、出来上がったアイドラーアームを自宅に持ち帰り、さっそく「愛
すべきポンコツ号」へ取り付けて、街へ出る。細かいインプレッション
などはいちいち書かない。「ドライブしながら鼻血……ぢゃなくってぇ
………鼻歌が出る」と言えば、その激変ぶりは解るだろう。

(あ"〜、最後の最後で、やっぱり“ハードボイルド”を貫き通せなか
った……>_<;)

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posted by フランケン at 12:51| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月07日

梅雨空に 愚にもつかない戯れ言を 原発よろしく ただ垂れ流すのみ

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熊本「F.T.W.Show」へ全行程往復2500km、すべて自走で、無事に
参加してまいりました!

九州に行ったのはこれが初めてでしたが、なぜか九州には友だちが多い
ため、イベント当日はもちろん、前夜もイベント終了後も楽しかった!

台風の直撃は受けましたが、雨に煙る熊本城やレトロな路面電車が走る
町並みは美しく、繁華街にはオシャレな雑貨屋さんやカフェも建ち並ぶ
、そんな熊本が一発で大好きになりました。今度はプライベートで
ゆっくり訪れてみたい町です。みんな、アリガト♪

--------------------------------------------------------

さてイベントも終了し、夏の一歩手前、な季節がやってまいりましたが
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

「放射能にビクビクしてる暇があったらどっか遊びに行きやがれ!」

でなければ、

ワタクシが書き散らした「いちいちブログに書くほどではない戯れ言
(ざれごと)」なぞ、暇つぶしにでもご笑読ください。

ひとつでもお気に召したものがございましたら、是幸い。




[1]
行きたい所へは行く。逢いたい人には逢う。そうしておかないと、
人生なんてアッという間に終わっちまうぜ。


[2]
ホンの少し(ではないかもしれないけど)の孤独と引き換えにしてでも
絶対に手に入れなければならなかった、圧倒的な自由。


[3]
ヘド吐くほどトレーニングを積んで、その果ての果ての果ての果てに
チョロッとだけ滲み出てくるものが「個性」。漫然と垂れ流しただけの
ものを安易に「個性」なんて呼んでくれるなよ。


[4]
天才1人にできることなんて、たかが知れている。でも、天才が2人以上
集まれば「化学反応」が起きちゃうんだよ。スゲエよ、これは!


[5]
家の前の地面はあの町まで続いているはず。そんなことを確認したくて
日本国内ならどこへでもクルマで行くんだよ。ホラ、オレの靴の裏には
玄関の前の土が付いたままだよ。


[6]
20代から70代まで友だちいるけど、世代ギャップなんて感じたこと
ないよ。長い人類の歴史の中で1人が生きていられるのはせいぜい80年
かそこら。その一瞬の中で運よくいっしょに生きてる人とギャップ
なんて、ある訳ないじゃん。


[7]
キーボードで打ち込む文字だけのコミュニケーションには限界があると
思う。表情、声、身ぶり、仕種、自分に逢うために整えてきたのであろ
う服やメイク、考え抜いて選んで予約したのであろうその店まで含めて
の「コミュニケーション」。それが嬉しいから逢いに行くんだよ。


[8]
右脳とか、左脳とか、前頭葉とか、パーツにはそこそこ自信はあるの
ですが、致命的なのはそれぞれの連携が取れていないこと。あ、海馬は
そもそも備わっておりません。あしからず。


[9]
「努力」なんてしてるようじゃダメかもね。努力のレベルでは「没頭」
してるヤツに勝てる訳ないんだから。没頭してるヤツは、眠い、とか、
辛い、とか、疲れた、とか、恥ずかしい、とか、平気なんだから。


[10]
上の世代からは恩を受けてきた。でも、その恩は“次の世代”に返す。
だから、だれかがもしオレから受けた恩があると思うなら、それは
“オレに”ではなく“次の世代に”返してあげてね。


[11]
1人で生きていくのは平気。だけど、1人で死んでいくのは、
たまんねえかも。。。。


[12]
小学校の算数の授業で「かけ算の問題を作りましょう」という出題に
「馬が3頭います。足は何本でしょう」と書いたクラスメイトがいた。
生まれて初めて出会った、天才!


[13]
「好きな映画は?」と訊かれて「小津安二郎」って即答したら憮然と
されたことがある。そいつ、オレには「アメリカングラフィティ」
って答えてほしかった、だと。何を期待してンだよ?


[14]
別格で溺愛してた猫に治らない病気が判ってから、それまで撮ったこと
なかった動画を撮りまくった。その動画、1回も再生してないけど。


[15]
「遺伝子レベル」ってなんだよ。オレの親父、東大の工学部出てるんだ
ぜ。だれか上手く説明してくれよ。このオレの、ていたらく。。。。。


[16]
自分が生きている間に才能ある無名の若手がビッグネームに育っていく
プロセスを見届けることができたら、そんな痛快なことはないだろうと
思う。だから君を応援するんだよ。


[17]
タトゥーはありません。「ええい、タトゥーでも入れちまおうか!」
と思う時って、絶対マイナス思考になっている時だから。


[18]
アーティストが「◯◯さんに作風が似てますね」なんて言われちまった
ら、オ・ワ・リ・だ・ろ!!!


[19]
ピタゴラスイッチ、でこぼこフレンズ、シャキイーン・ザ・ナイト、
スポンジ・ボブ……。NHK教育テレビの子供向け番組って、卒倒する
ほどシュールだぜ♪


[20]
ギター12年。クルマ14年。カメラ、バイク30年。ベース35年。物欲は
希薄なので次々に物を買うようなことはしませんが、ただ「所有欲」が
異常に強いのです。とりわけ「一筋縄ではいかない物」ほど、ね。


[21]
生きていればだれだって災難には遭う。ただ、それを嘆くのか、面白が
るのか。そこが他の人と少し違うところ、かもしれないね。


[22]
オレの描いた絵は将来すごく高くなるよ。オレが死んだらね。


[23]
「アンパンマン」のキャラクターの中で、ドキンちゃんがいちばん好き
という人は意外に多いと思う。特に男子。


[24]
年下の相手、場合によっては自分の半分ぐらいの年令の相手でも、尊敬
できる人はいっぱいいます。普通に敬語使いますよ、20代のコに。


[25]
痛車を見かけると石を投げつけたい衝動に駆られます。
だれかこの衝動を止めてくれ〜!


[26]
人生、まだまだ捨てたもんじゃないな。そう思えるような出来事の
ひとつひとつにしがみついて、今日も元気に生きてます。


[27]
口の汚いヤツに限って、会ってみると実は「いいヤツ」が多いような気
がする。あ、歯を磨いていない、とか、そういう意味ではなくて。。。。


[28]
「環境」だの「エコ」だの「タバコを吸うな」だの「クジラを捕るな」
だの、反論の余地もないようなムキ出しの正義を声高に叫ぶ人が、
コワイ。。。。。。。。


[29]
女の子から「泣きそう」なんて言われたら、男なんてイ・チ・コ・ロ、
だ……………


[30]
「年収」のことを言われてしまっては、ミもフタもございませんナ、
ハハハ。


[31]
「お座敷遊び」ってヤツを一度でいいからやってみたい。
それがおもしろいのか、くだらねえのか、確認する意味も含めて。


[32]
「バイクに乗ってるヤツが好き」なんて言ってるくせに、本当に大切な
人には乗ってもらいたくない、と思っている、二枚舌野郎でござんす。


[33]
3.11のあと、新聞をまったく読まなくなりました。「読めなくなった」
と言ったほうがいいかも。読めば新聞、読まずに積んでおけば新聞紙。
新聞紙に毎月¥4000も払えないので購読もヤメました。


[34]
生きている間に「伊勢神宮」と「出雲大社」にはお参りに行って
おかなければと、漠然と思っています。漠然と、ね。


[35]
オトナになるとね、大事なところに毛が生えてくるんだよ。
え、どこに? フフフ。心臓に♪


[36]
ああ、カロリーが足りない! グリコゲンが足りない! 色々な意味で。


[37]
夜中に書いちまった文章は昼間にもういちど読み直したほうがいい。
赤面するぜ(!)


[38]
「金にもならない絵なんかヤメてマンションの管理人でもやったら
どうだ?」と真顔で説教する我が親が、世界中のだれよりも我が子の
ことを解っていないという哀れさに、愕然とする。


[39]
御近所のワンコとはひととおり仲良しです。散歩の途中で出くわして、
デカいワンコに“ムツゴロウさん状態”にされている時が、いちばん
シアワセ!


[40]
ねえ、「スパム・ランチョンミート」って、おいしくないよね?


[41]
「クルマが好き」なら、クルマだらけの世の中に狂喜乱舞してもいい
はずなんだけど、なんでこんなにイラつくんだろ?


[42]
こんな顔でも、あと15センチメンタル高い所に付いていたらもう少し
華々しい人生があったかもしれない、とは思う。


[43]
「なんでこんな綺麗なコがモデルにもタレントにもならずにコンビニ
なんかでバイトしてるんだろ」と思うようなすんげえ美人にコンビニの
レジで出くわすことがたまにありますが、これってコンビニのバイト
という職業に対する差別的発言でしょうか?


[44]
何人もいるワケではなく、電話番号も知らず、それほど親しいワケでも
ないのですが、ニューハーフの友だちがいます。コイツがまた
「すんげえいいヤツ」なんだよナ、困ったことに。


[45]
サルでも判るような路上のヒエラルキーってあるじゃない? ベンツは
天皇、軽トラは奴隷、フェラーリは神、みたいな。それがイヤで、
見ただけでは「高いのか高くないのか速いのか速くないのか乗ってる
ヤツが善人なのか悪人なのかよく判らないクルマ」に乗っている……
のかも?


[46]
所詮、機械は機械。生き物じゃないんだから「寿命」なんてあるワケ
ないだろ。どんなに旧くても、どんなに壊れてても、修理すれば絶対に
直るよ。だから、生き物は切なくて、愛おしい。


[47]
「皇太子」と「明太子」は薄目で見ると似てる、かも。明太子殿下。。。


[48]
恋愛関係には絶対にならないだろうと思う女友だちといっしょにいる時
が、いちばん心地よいかも。


[49]
いい歳していまだに親に反逆し続けているが、姉ちゃんにだけは頭が
上がらない。
 

[50]
暗い気持ちだから暗い表情になるんじゃないんだよ。暗い表情をしてる
から暗い気持ちになるの。試しに指でVサイン作って口の両端をグイッ
て持ち上げてみ? ホラ、なんだか楽しくなってきたでしょ?

02.JPG

posted by フランケン at 12:35| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月25日

熊本行きに備えて(その2)

01.jpg

さて、いよいよ今週末に迫ったFTW。
http://www.ftw-show.com/
明後日東京を出発して熊本まで1泊5日、往復2500km(!)のタフな
旅が始まろうとしています。。。。。

というワケで、土壇場まで思い付く限りの悪あがき……

02.jpg

・エンジンオイル交換
まず整備の基本、オイル交換です。最近使っているオイルはカストロー
ルの10w-30。オート◯ックスの入り口にズラリと並べて叩き売られて
いる、いわゆる「安売りオイル」でございます。

以前は5倍も高価なレース用オイルを使ってたこともありましたが、
違いが判るほど繊細な神経を持ち合わせていないのでヤメました(-_-;)
レース用オイルは基本「一発屋」なので劣化も早く、2重に不経済です。
小市民は安いオイルを定期的にきっちり交換しておけばよろしい! 

03.jpg

・オイルフィルターエレメント交換
オイルと同時にオイルフィルターエレメントも交換します。フォード・
スモールブロックにはどこにでも売っていて安価な「日産L型用」が
ドンピシャリそのまま使えます♪

04.jpg

・ファンベルト交換
何年前に交換したのか覚えていないほど使い倒したF号のファンベルト。
表面は細かいヒビだらけで、いつ切れてもおかしくない状態です(-_-;)
というワケで交換。サイズは11A1320。幅が10ミリ、長さが1320ミ
リのVベルトです(¥2950)。※「マルゼンモーター」(冒頭の写真)
で購入。取り外した古いベルトも緊急時には使えるので捨てずにスペア
としてトランクに積んでおきます。

※「マルゼンモーター」は最近ちょくちょく遊びに行くようになった
ウチの近所の整備工場。実は戦後の日本のレース界を知り尽した超老舗
の超有名な店でありますが、詳しいことはまた改めて。

・イグニッションコイル購入
ワタクシ、大抵のトラブルはその場で修理して家まで帰る自信がありま
すが、電装パーツだけはモノ自体がブッ壊れたら修理不能、即アウト!
というワケで、トランクには常に燃料ポンプとイグニッションコイル
だけはスペアを積んでおくようにしています。が、去年、名古屋から帰
る途中でイグニッションコイルがブッ壊れてスペアを使ってしまったの
で、今はスペアを積んでいない状態。このまま熊本まで行くのは非常に
心細いので、新たにスペアを購入してトランクに積んでおきます。これ
もマルゼンモーターで購入。「マルゼンのオッチャン絶対お勧め」の安
くて高品質、日本電装製(¥3850)でございます。

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・ワイパーブレード交換
すでにゴムがボロボロで用を成していなかったワイパー。必要なのはゴ
ムだけなのですが、オート◯ックスに買いに行ったら「もう作ってませ
ん」と言われてしまいました(・_・;)。
以前は普通に売ってたのに(-_-;)。
しょーがないのでアメリカにオーダー。ゴムだけでは売っていなくて、
ワイパーブレード・アッセンブリーでの交換となります。少し勿体無い
ような気もしますが、左右で24ドル。オートバ◯クスのゴムだけよりも
安いじゃん。。。。 

購入したのは、その名もクラシック・ワイパーブレード(!)。旧いク
ルマの外観にマッチする、鈍く輝く無地のステンレス製。日本と違って
クラシックなカアが文化として認知されているアメリカでは、戦前の
チキチキマシンの補修パーツも普通に流通しております。

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・グリスアップ
イマドキのクルマにはありませんが、旧いクルマには定期的にグリスア
ップしなければならない場所が数カ所あります。F号の場合は、フロン
ト足廻りで7箇所、プロペラシャフト両端のUジョイント2箇所の、合計
9箇所。グリスニップルにグリスガンを差し込んでグリス注入う〜〜!

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・ホイールアライメント調整
ホイールアライメントにはキャンバー角、キャスター角、トー角などが
ありますが、走ってる間に縁石に乗り上げたりして徐々に狂ってしまう
のはトー角、つまり、上から見た時の左右の前輪の角度。計り方は、左
右のタイヤの間隔をタイヤの前後で計って比較。長い棒にガムテープで
印をつけて比較します。自分で調整する時はこんなやり方で十分正確に
測れます。

で、計ってみたら僅かにマイナス角(トーイン)がついていたので、
きっちり同じ間隔(0度)になるように調整。ちなみに整備マニュアル
では1/4〜5/16インチマイナス(少し前すぼみ)が指定されておりま
すが、これはあくまでもバイアスタイヤの使用を想定した数値。ラジア
ルタイヤを装着しているF号の場合“オレ的には”0度(平行)が正解。

上のグリスアップと併せて、これでハンドリングが見違えるようによく
なりました♪ クセのない素直なハンドリングは、長距離ドライブで疲
れないための非常に重要なポイントです。

・エアクリーナーエレメント洗浄
ワタクシ、これまでに所有したクルマとオートバイのエアクリーナーエ
レメントはすべてアメリカのK&N製に交換しております(カブ号も)。
普通のエアクリーナーエレメントは「汚れたら使い捨て」ですが、K&N
のよいところは「汚れても洗って繰り返し使える」というところ。少し
高価ですが、結果的にはすごお〜く経済的♪ 灯油でジャブジャブ洗っ
て汚れを落としてパーツクリーナーで洗浄したら専用のフィルターオイ
ルをスプレーして終わり。

・キャブレター洗浄
エアクリーナーを外したついでにキャブレターも洗浄。市販のキャブレ
タークリーナーをスプレーするだけ。それはさておき、キャブレターク
リーナーって、なんでこんなに甘くていい香りがするんだろう(^_^;)

・クラッチケーブル制作
先日“予防的に”交換してしまったクラッチケーブル。交換してしまっ
たら、これも新たにスペアを作ってトランクに積んでおかなくてはなり
ません。材料はホームセンターで切り売りしているステンレスケーブル
と、長手方向に穴を貫通させたボルト。この穴にケーブルを通してボル
トをケーブルにハンダで固定。ペダルにはロッドエンドベアリング(ピ
ロボール)が取り付けられていて、このボルトで脱着できるようになっ
ている仕組みになっております。ちなみにハンダ付けが剥がれてスッポ
抜けた、ということは今まで1度もありません。

http://frankengallery.seesaa.net/article/140921807.html?1306291769

ところで、実は先日クラッチケーブルを交換した時、たまたまウチに転
がってたスチール製のケーブル(本来はパーキングブレーキケーブル)
を使ってみたら、滑りが悪くてペダルがスムーズに動かない上に、熱膨
張率の大きなスチール製は走っているうちに全長が長くなってペダルが
どんどん深くなって、最後にはギアシフトができない状態に(>_<;)
というワケで、これは速攻で外して捨てました(-_-;)。クラッチケーブ
ルはホームセンターで売ってるステンレス製に限ります♪



さて、これで準備は万端………なのか? ま、これでトラブってしまっ
たら、いつもどおり(?)トランクに積んでいる大量の工具と自分のサ
ル知恵でなんとかするしかありませんね。

あ"、天気予報は雨だヨ………。がんばれ、オレ!(>_<;)

posted by フランケン at 17:22| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月13日

新連載スタート!

画像01.jpg

久しぶりに雑誌での連載がスタートすることになりましたので、
お知らせいたします。

雑誌名は「道楽」(Fuelerのハナシでなくて申し訳ない!)。
発売日は5月14日(明日です)。
ワタクシ“たち”が担当するコーナータイトルは「描楽」(と書いて
ガキラクと読みます)。
作者クレジットは「泥棒猫/Slinking Cat」。


“ワタクシ”ではなく“ワタクシたち”と書いた理由は、これがコラボ
レーション・ユニットによる作品だから。そのユニット名を「泥棒猫」
と申します。ま、忌野清志郎と泉谷しげるがコラボした際に「ローリン
グ・ミストーンズ」というグループ名を名乗った、みたいな……?

で、コーナー・タイトルの「描楽(ガキラク)」というのは、ラクガキ
をひっくり返した言葉遊びと、雑誌タイトル「道楽」にひっかけた、
という意味合いの造語。ま、アンタッチャブル山崎が自分のことを
「ザキヤマ」と名乗っている、みたいな……??


さて、この「道楽」という雑誌。まだ創刊されて間もない新しいオート
バイ雑誌で、今回がVol.3。発行元は老舗のハーレー専門誌「Vibes」
を発行する「源」という出版社。
http://www.vibes-web.com/
↑鍵穴をクリック!

この「源」が、3月13日に広島で行われたイベント「West Japan
Motorcycle Show」の会場で通路を挟んでワタクシの向かい側にブー
スを出展していたのが、事の発端でした。

ここで初めて言葉を交わしてすっかり意気投合したのが、Vibes編集長
U村さん。もっとも、2人ともに肩甲骨まで届くロン毛、無精髭、年季の
入ったジーンズ、つま先に鉄板の入ったエンジニアブーツという、普
通の人なら話しかけることをためらうような(?)出で立ち。
最初はお互いに目を合わせないようにしていたのですが……(^_^;)。

で、U村さんがワタクシのブースで目を留めたのが、このTシャツ。

画像02.JPG

これは、ワタクシ数年前から交流を続けている神戸在住の新進気鋭の
ガールズ・イラストレーター、マツオヒロミさんとのコラボで制作した
もので、ワタクシがオートバイ、マツオさんが女の子を別々に描いて
1枚のイラストにしたもの。
http://matsuohiromi.com/
↑マツオヒロミさん。

で、「これ、ぜひウチでやりましょう! 絶対にページ作ります!!」
と、U村さんはその場で連載決定を約束してくれたのでした。



実はこのコラボ・シリーズ、やってる本人たちは確かな手応えを感じて
いながら、まったくお仕事の機会には恵まれてこなかった“メディア・
バージン”のプロジェクト。今まで何度もお仕事の話をいただきながら
すべて途中で立ち消えになっていたのでした。ま、その場限りの社交辞
令でオイシイことをペラペラと口走る人ならゴマンといる、ということ
はよく知っているのですが、中には事務所まで出向いて具体的な打ち合
わせまでした人もいたのに……(-_-;)

で、しびれを切らして自費で作ったのが、このTシャツ。それがきっか
けとなって声をかけていただいた、というのは、実は非常に嬉しいハプ
ニングだったのでした。

とはいえ、U村さんが作っているのはハーレーダビッドソンの専門誌。
一方、ワタクシがこのシリーズでこれから描きたいと考えているのは
ニッポンのオートバイ。そこで紹介していただいたのが「道楽」。
まさにどストライクな国産旧車乗りをターゲットに見据えたこの雑誌は
コアなバイカーどもに解りやすい言葉で言えば、ずばり「バトルスーツ
系雑誌」なのでございます(笑)


実はこの「道楽」、ワタクシは創刊号と創刊2号、両方とも購読して
おりました。


ぶっちゃけ、ここ数年はカネ払って読むに値するようなバイク/クルマ
専門誌がほとんどないな(-_-;)と感じていたところ。が、たまたま立ち
寄った書店で手に取った「道楽」という見慣れない雑誌をパラパラとめ
くって、ワタクシは目が釘付けになってしまったのです。うわ、なんて
“志のある雑誌”なんだ! で(余計なお世話だけど)なんて広告の少
ない雑誌なんだ(汗;)


ワタクシが「カネ払って読むに値するようなバイク/クルマ専門誌が少
ない」と感じる大きな理由は、まさにコレ。目先の広告収入だけを当て
込んだ“ちょうちん記事”ばかりになってしまった最近の雑誌に、もは
や読み物としての魅力は失せました。巷ではよく「景気が悪くて雑誌が
売れない」といわれますが、売れない理由は何も不景気のせいばかりで
はないような気がするのは、業界の裏事情まで知っているワタクシだけ
ではないと思うのです。

ところが「道楽」という雑誌は、最近では珍しいほど編集者の“志”が
不器用なほど貫かれているウルトラ硬派な雑誌。登場するオートバイは
どれもこれもコテンパンに改造されちゃってますが(まず、それだけで
メーカーの広告は無理!)、記事の中ではそれらのオートバイについて
ほとんど触れず(用品関連、ショップ関連の広告も入るスキなし!)
そこで語られているのは、もっぱら“オーナーのディープすぎる生きざ
ま”。


そもそも、広島で出会ったU村さんと意気投合したのも、彼が開口一番
「ウチはちょうちん記事は書かないッスから(笑)」と発した言葉を意
気に感じたからに他なりません。

こりゃ、当たり障りのないヌルい誌面ばかり求めているような広告スポ
ンサーはビビるわな(笑)。

ですが「読者としては」こういう雑誌はおもしろいに決まっています。
そして「働く側としては」こういう雑誌で仕事ができたら冥利に尽きる
だろうな、とも思います(ギャラはあまり期待できないかもしれません
が)。そう思っていた矢先の広島での出会いだったのでした。


さらに「道楽」という雑誌には、不思議とワタクシとは因縁浅からぬも
のが………。


編集長のS島さんは、元を辿れば「ミスターバイク」誌編集部から編集
プロダクション「カラーズ」を経て「源」でVibes編集長を務めていた
という経歴。一方、ワタクシは「ミスターバイク」誌でプロ・デビュー
し、「カラーズ」代表、イセくんとはミスターバイク時代からの旧い友
人。作品集「Double Nickel 2」を制作したのも「カラーズ」でした。
不思議と今まで接点がなかったものの、ワタクシとS島さんはお互いに
かなりニアミスしながら同じような道を歩んできた者同士だったワケで
す。そういえばこの「道楽」という雑誌、伝説的にアナーキーだった
「'80年代のミスターバイク」誌を彷佛とさせる“ヤバいオーラ”が
漂ってます(^_^;)


また、偶然かもしれませんが「道楽」誌面にはワタクシと縁の深い人
たちが何人も登場しております。


たとえば「お漫画」を執筆している漫画家「東陽片岡」氏
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E9%99%BD%E7%89%87%E5%B2%A1
は、大学の同期でバイク仲間。また、創刊号で取り上げられた駒沢公園
を拠点とするMC「暗闇坂むささび変化」のT内さんは、面識こそなかっ
たものの、彼の“有名な”CB750のチョッパーは、たびたび大学の構内
に駐車して異彩を放っているいる姿を目撃しておりました。そして、
そのころ暮らしていた実家のすぐ近所の小学生だった男の子が、創刊2
号で紹介されている今はアパレルショップ「OWLS」オーナーの稲垣さ
ん。http://owls73.com/shopping/
OWLSさんは子供のころから「ミスターバイク」誌を読んでいて、
なんと当時、ワタクシの家までテクテク歩いてファンレターを持ってき
てくれたのでした♪



さて、困った(かもしれない?)のがもう一方の当事者であるマツオ
ヒロミさん。初めてコラボした5年前の彼女は、まだこれからの方向性
を探っている将来が楽しみなアマチュアでしたが、今は自分の進むべき
方向を定め、熱狂的なファンもたくさんいる注目の若手ガールズ・イラ
ストレーターとして忙しく活躍中。そんな人を完璧にこちら側のフィー
ルド、しかもよりによってバリバリの「バトルスーツ系(!)」の世界
に引きずり込む形となってしまったのだから戸惑うのも当たり前。御本
人曰く「ケーキ職人が板場に上がり込んで寿司を握るようなことをやっ
てもいいのでしょうか?」。

不安を感じさせてしまったことは大変心苦しいのですが、でも
大丈夫です(キッパリ)。

求められているのは、むしろその「異質な組み合わせの意外性」。
マツオさんが「人間」をパーフェクトに描いてくれれば、こっちは
「オートバイ」をパーフェクトに描くだけのこと。元々、どんなオート
バイだって人間が乗れるように出来ているのだから、それを2次元でも
再現できるスキル(デッサン力)が双方にあれば、必ず「絵の中でオー
トバイに人を乗せることはできる」のです。それができる技量を持って
いるのはこの人だけ。いつもどおりマツオ・ワールド全開で見とれるよ
うな女の子を描いてくれれば、必ずヨシオ・ワールド全開のオートバイ
に乗せてあげます(ああ、責任重大だ………>_<;)


さて、今回はいくつか新しい試みにもチャレンジしております。


そもそも「別々の人間が2人で1枚のイラストを描く(しかも、それぞれ
東京と神戸在住!)」というだけでも圧倒的に新しいチャレンジなので
すが、今回はさらに、その作品に「ホンの少しの時間軸を与えたい」
と思うのです。

瞬間を切り取ったのが「イラスト」。そのイラストにストーリーとコマ
割りを加えて時間軸を与えたのが「漫画」。その漫画を時間軸どおりに
動かすのが「アニメ」。だとすれば、今回狙っているポジションは「イ
ラスト以上、漫画未満」というところでしょうか。コマ割りこそないも
のの「ショートストーリー」を書き添えることによって「バーチャルな
世界にホンの少しの時間軸」を与えてみたい、と考えたのです。
このテの「ショートストーリー」はいくらでも“手から出まかせ”
でペラペラペラペラと書けてしまうので。

画像03.jpg

さらに、今回は制作プロセスも作品の一部として見せてしまうことによ
って「リアルな世界での時間軸」も同時に与えてしまおう、と。

自分たちが「おもしろい!」と感じている数日〜数週間の制作プロセス
は、きっと読者にとっても興味深いのではないか、と。「下描き」や
「ラフ」って、単純にビジュアルとしてもカッコイイと思うし。

画像04.jpg

ここまでやりたい放題、自由にやらせていただくことができたのも、
編集長S島さんがワタクシたちの作品を最大限に評価して「カラー見開
き2ページ差し上げますから好きにヤッちゃってください!」と言って
くれたおかげ。感謝します。


さて、おかげさまで今のところ編集部では非常に高く評価していただい
ておりますが、果たしてそれが読者の心にきちんと届くかどうか?
これだけは発売されてみるまでまったく判りません。以前、別の雑誌で
「編集者は大絶賛、読者はポカーン顔」ということもあったので(汗;)


明日(5月14日)はぜひ、書店に足を運んで「道楽」を手にとってみて
ください。そして「お金を払うに値する」と思っていただけたら、
嬉しく思います。

posted by フランケン at 09:57| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月07日

未分不相応にカッコいいパーキングブレーキ

01.jpg

もげる、折れるは当たり前、のF号ですが、先日パーキングブレーキを
かけようとしてハンドルを引っ張ったら、ポロッ! ともげてしまいま
した………………(-_-;)

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実は、このパーキングブレーキハンドルはこれまでにも何度ももげたり
折れたりしている前科者。見るからに華奢な作りの樹脂製で、しかも、
コッターピン1本でシャフトに取り付けられている、という「壊れて当
たり前」みたいなチャチな構造です。そして(これは推測ですが)そも
そも材質がスカなのではないか、と……(?)

アメリカのクルマはどんなに旧くてもパーツに困ることはない、といわ
れています。その理由は、今でもリプロダクションパーツが製造、販売
されているから。ただし、物によっては金属や樹脂などの材質に疑問の
あるものも………。このパーキングブレーキハンドルも、そんな「怪し
いリプロダクションパーツ」なのではないか、と。。。。。


というワケで、今回は修理にリプロダクションパーツは使いません。使
うのはコレ。ハーストのシフターハンドル!(かっちょええ〜〜♪)。

03.jpg

これは、今から20年以上前にロサンゼルスのペップボーイ(日本の「オ
ートバックス」みたいなカー用品チェーン店)で買ったもの。その時は
買っただけ。以来、そのまま使わずに時々眺めてニヤニヤしながら持ち
続けていたものです。

本来はマニュアルトランスミッション用のシフターハンドルなのですが
今回はコレを改造してパーキングブレーキハンドルに流用しちゃいます。
材質はアルミの塊から削り出されたゴツい作り! これならもう二度と
もげたり折れたりする心配は皆無! 握り心地も非常によろしいです♪

では、改造します。といっても、パーキングブレーキのシャフトの先端
にボルトを熔接するだけ。

だけ、ですが、ワタクシは熔接のできる設備を持っておりません。

こういう時は、いつもの「隠れ家」へ♪
http://frankengallery.seesaa.net/article/147361232.html

05.jpg04.jpg

で、車体に取り付けてみると……………
おおっ! これはパーキングブレーキにあるまじきカッコよさ!!!



さて「修理」はもちろん最大の目的なのですが、ワタクシにとっては
「隠れ家」でクルマをバラしたり、店主のNクンとダベったり、Nクンの
バイクコレクションを見せてもらったり、隣のビンテージバイクショッ
プを覗きに行ったりすることが至福の時間なワケですよ、へへへ(^_^)。

で、隣のビンテージバイクショップで、なんと、ワタクシの物欲を強烈
に刺激する激ヤバ(!)なバイクを発見してしまった‥‥‥‥(>_<;)




◯◯万円か。ああ、ヤバイ! ヤッベエなあ〜〜(^_^;;;;;;;)

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「黄色いヘルメット」は、Nくんが「BellよりもBucoよりもカッコイ
イ!」と豪語する彼のコレクション。骨董市で見つたそうで、一応
「ホンモノ」だそうです(笑)
posted by フランケン at 14:09| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月04日

「F」は今でも苦手です

P5020200.jpg

「下手の横好き」ですが、音楽は中学生ぐらいからやり続けていて、
クルマやバイクと並ぶワタクシの大事にしている趣味(たしなみ)
でございます。

小さいころはピアノを習っていた時期もあったのですが、ある時「周り
は女子ばっかじゃん!」ということに気付いてしまって嫌になり、辞め
てしまってから10数年ほどのブランクがありました。で、小学校高学
年ぐらいから自分でレコード買ってロック聴くようになって「自分も
やりたい」と思ったのが中学生のころ。ちょうど母親が挫折して放置
していた安物ギターがあったので勝手に自分の物にし、自己流で弾き始
めたのでした。自己流で弾けてしまったのも人格形成期にピアノを習っ
ていたおかげか? 今、ピアノはまったく弾けませんが………(-_-;)

で、いちばん仲のよかった友だちの家にいい具合にドラムセットが
あって(ドラムセットはそいつの高校生のお兄さんの物)そいつンちに
入り浸っては、2人で爆音を鳴らして世間のヒンシュクを買っておりま
した(^_^;)


高校に入ってちょっと本格的にやろうかと思ってからベースに転向。
すると、いきなり不良の上級生に「おう、おまえベース演るんだろ? 
ちょっと来いや」と、拉致られてしまい、2週間後に迫った文化祭までに
20曲も覚えなければならない、というハメに……(>_<;)

はっきりいって「弾ける」ではなく「持っている」というだけだった
ベース。それでも、ギターを弾くヤツはたくさんいたけどベース弾くの
は少なかったので、不良の上級生に目をつけられてしまったのです。


当時(今でも?)1年生で文化祭のステージに立つ、というのは、体育
会系の部活でいえば「1年でレギュラー抜擢」ぐらい晴れがましい出来
事でしたが、その代わり“しごき”も体育会系並(!)。授業以外の
すべての時間を先輩の部屋で過ごしながらマンツーマンで特訓。ひとり
の時間も特訓、特訓、また特訓。血マメが潰れてベロベロになった指先
にバンドエイドを巻き付けて“流血の練習”に明け暮れた2週間でした。
「先輩には絶対服従」「何ごとも根性で乗り切る」と信じていた時代。
汗の匂いのする丸刈りでも、タバコの匂い漂うロン毛でも、男子高校生
のやることはみんな同じです(苦笑)。

その甲斐あって「持っている」からなんとか「弾ける」にレベルアップ
したオイラは、その後学内のバンドを渡り歩くように。ブリティッシュ
・ハードロック、サザン・ロック、パンク、フュージョン、レゲエ、
なんでも演りました。で、3年生の時に仲のいい美術部仲間で組んだ
バンドで巡り会ったのが「はっぴいえんど」だったのです。


伝説のロックバンド「はっぴいえんど」は1970年に慶応と立教の学生
を中心に結成されたバンドで、メンバーは大滝詠一(G,Vo)、細野晴臣
(B,Vo)、鈴木茂(G)、松本隆(D)、という、今となっては超超超お〜
大御所揃い(!)のすごいバンド。ところが、結成当時はあまりにも
進みすぎていて、ほとんど理解されないまますぐに解散してしまった
のでした。


そのころの日本のロックシーンを支配していたのは“大御所”内田裕也。
サウンドはチャック・ベリーをルーツとする“ロケンロール”全盛時代
で、歌詞は「英語でなきゃロックじゃねえ!」と信じられていた時代。
そして、内田裕也率いる「フラワー・トラヴェリン・バンド」は実際に
全曲英語の歌詞でアメリカのレーベルと契約し、全米デビューを果たし
ていたのです。

知らない人は「ロケンロール!」しか言わないヘンなおじさんだと思っ
てるかもしれませんが、内田裕也というオッサンは、あのジュリーの
「タイガース」を見い出してスカウトし、小野ヨーコやミック・ジャガ
ーとはマブダチ。さらに映画監督として北野武に決定的な影響を与えた
という、本当はマジですごい人なのです。

ちなみに、オイラが生まれて初めて観たプロのライブが「新宿三越屋上
でやってたフリーコンサート」で観た内田裕也………(-_-;)。子供で
お金がなかったので、タダで観られるコンサートしか行けなかったので
した(苦笑)


一方、「はっぴいえんど」はバッファロー・スプリングフィールドなど
のカリフォルニア・サウンドをベースに、松本隆の書くシュールな歌詞
をのせた“日本の音楽史上初の日本語ロック”としてセンセーショナル
に登場したのでした。

で、当時「ニューミュージックマガジン」では、なんと内田裕也と松本
隆による「ロックは英語で歌うべきか否か」という大激論が……(!)

この時、“大御所”内田裕也に、まだ学生だった松本隆がガチンコで刃
向かったことで話題になったのでした。高校を中退してバンドを渡り歩
いた叩き上げの“ガテン系ロケンローラー”内田裕也に対して、父親は
大蔵官僚、自身は中学から慶応ボーイで青山育ちという“血筋のよさ”
に加え、言葉に対して絶対的な信念を持つ文学青年だった松本隆は、
少しも負けていなかったのです。

今、B'zでも、サンボマスターでも、当たり前のように日本語でロック
を歌っていますが、すべてはこの「ニューミュージックマガジンの大激
論」が原点だったのです。



さて、友だちの影響で聴き始めた時にはとっくの昔に解散した後だった
「はっぴいえんど」。リアルタイムではなかったものの、サウンドのカ
ッコよさ(特に細野晴臣のベース)にはシビレました。が、正直いって
松本隆のエキセントリックな歌詞は、単細胞の男子高校生にはシュール
すぎてチンプンカンプン(-_-;)。ようやく分かるようになったのは30代
をすぎてからです。


シュールな言葉をまともに「言葉」として理解しようとすると、左脳で
受け止めてしまって混乱するのですが、シュールなものをシュールなも
のとして右脳で受け入れるコツが分かると、ピン! とくる、みたいな
感覚を掴んだのが、オトナになってからでした。

ガキのころはボーカルもサウンドの一部としてしか捉えていなかったの
で歌詞なんか英語でも日本語でもかまわなかったのですが、今は「歌詞
重視」なので、聴くのはもっぱらJポップばかり。以前は演奏や楽曲の
レベルの差が歴然としていましたが、今は日本のロックも圧倒的にレベ
ルが高くなっているので、無理に「洋楽でなければ」とも思わなくなり
ました。


ちなみに、椎名林檎を聴くようになったきっかけは、夕刊に掲載されて
いた歌詞を読んでピン! ときて。CDを買って音を聴いたのは、その後
でした。



社会人になってからは「何人かでスケジュールを合わせる」ということ
が難しくなってバンドはやらなくなりましたが、今でも家ではポチポチ
とギター(ひとりの時はベースではなくギター)弾いてます。ちなみに
アドリブがまったくきかないので「いきなりセッション」みたいなのは
苦手。やるならちゃんとバンド組んでこっそりきっちり練習したいタイ
プです。

愛用のギターは数年前に悪友から格安で売ってもらったUS Fenderの
Mustang(1978年)。持った瞬間から手に馴染むかわいいヤツ♪ 
クルマがFalconでギターがMustangって、悪くないでしょ?(^_^;)


ところで、ワタクシに「はっぴいえんど」を教えてくれた高校の時の
バンド仲間は、すでに当時から詞を書き、曲を作り、大滝詠一率いる
「ナイアガラ・レーベル」にせっせとデモテープを送っておりました。
そいつが今、カップ焼きソバのCMで「明星一平ちゃーんっ、夜店の焼
きソーバッ!」とシャウトしている「カーネーション」の直枝政広で
あります。
posted by フランケン at 14:06| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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