2011年05月01日

熊本行きに備えて(その1)

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毎日のウォーキングコースの途中にある「10歩で通り抜けちゃう小さい
公園」にある八重桜。ソメイヨシノのように群れを作らず唯我独尊。
ソメイヨシノが華々しく咲いて華々しく散るころようやく満開になる
Going my wayなヤツです♪


さて、3月には悪運強く広島まで楽勝で往復しちゃったF号ですが、今月
は広島からさらに400kmも先の熊本まで行くことに(汗;)。
http://www.ftw-show.com/
原画やグッズを大量に持って行くのでカラダひとつ飛行機でポイ! 
とワープするワケにもいかず、主催者からF号も展示するように熱く
ラブコールされているのでお気楽なレンタカーでヒューン! と行く
ワケにもいかず、いつものように1964年生まれのポンコツで地べたを
這って行くワケでございます。これは“手応えたっぷり”の冒険旅行
になりそうな……。

といっても、なにも自ら冒険も修羅場も武勇伝も望んでいる訳ではあり
ません。本当は用心深くて執念深い小市民でございます。というワケで
出発前にできるだけの整備をやっておきたいと思います。「何か」を
期待してるみなさま、あしからず(-_-;)


さて、広島からいい調子で帰ってきてからは特に整備もせずに乗りっぱ
なしのF号ですが、最近ちょっと気になっているのはステアリングのキ
ックバック。以前よりも路面の凹凸がバシ! バシ!と、ダイレクトに
手に伝わってくるようになったような気が……?


元々ドラッグレース用のエキストヘヴィデューティーなサスペンション
と強めのキャスターアングルに加え、ノンパワー・ステアリングという
“男仕様”のセッティング。故に普通のクルマよりもキックバックは強
いほうなのですが、今回はそれとはちょっと違う、簡単にいえば「ガタ
ピシしてる」という感じ。はは〜ん、これはハブベアリングのガタだね。

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で、フロントをジャッキアップしてタイヤの上下を掴んで揺すってみる
とピンポーン! やっぱり微かにカタカタしています。というワケで、
まずはハブベアリングのクリアランス調整〜!


ベアリングキャップを外し、スピンドルナットを固定している割りピン
を抜き、手でタイヤをクルクル回しながらスピンドルナットを少お〜し
ずつ締め込んでいきます。これは「締め込む」というよりも、あくまで
も「クリアランスの調整」。タイヤを回している手に少しでも抵抗を感
じたら明らかに締めすぎです。

ちなみに、締めすぎると走行中にベアリングが焼き付いて、最悪タイヤ
がもげます(!)。抵抗を感じ始める位置からチョイ戻し、ぐらいでし
ょうか。作業自体は超簡単ですが“ミスったら代償はデカい”です。
今回は左右ともナットを10度も回さないぐらいでベアリングのガタはピ
タリと消えてハンドリングも見違えるようにシャキッとしました。です
が、念のためにしばらくは走行後にベアリングキャップを触って過熱し
ていないかどうか、経過観察したほうがいいですね。

最後にベアリングキャップの脱落防止のためにキャップの周囲に自己融
着テープをグルッと一周巻いておきます。コレ、よく落とすんだよね。


さて、F号最大の泣きどころといえば、クラッチケーブル!

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とはいっても今の時点では切れていないし、切れそうな気配もないので
すが、なんせ熊本です! 往復2000kmオーバーです!! ワタクシは
用心深くて執念深いのです!!! というワケで、今回は“予防整備”
として、まだ切れていないクラッチケーブルを交換しちゃいます。


さて、今までに何百回も脱着した“勝手知ったる”クラッチケーブル。
いつものように片目つぶって口笛吹きながらチャイチャイ♪ と外して
一応肉眼でチェック。な〜んだ、やっぱりキレイじゃん。無傷のケーブ
ルを外して捨ててしまうのはなんだか勿体無いな〜。コレだってオイラ
がひとつひとつ手作りしてんだからね〜(>_<;)と思いながら指先で触
ってみると、おおっ!? なんだ、この「チク」は???


なんと「肉眼では無傷に見えた」と思ったのは「老眼では無傷に見えた」の間違いで
した……………(爆!)


目で見ても判らない、もちろん運転していても絶対に気付かない程度
ですが、なんと、このクラッチケーブルはすでにホンの少し「ポチッ」
と切れ始めていたのでした! 

もしズボラしてケーブルを交換せずにこのまま熊本に向かっていたら、
たぶん神戸辺りでブチッ! と…………(汗;)


さて、今回は、以前から気になっていた箇所にさらに改良を加えて「切
れる原因」を潰しておきます。で、新しいケーブルにサクッと交換して
オワリ!


よし、これで無事に熊本まで行……けそうな気がします(-_-;) 


posted by フランケン at 18:29| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月14日

行くぜ、九州! 5.29 F.T.W

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九州地方にお住まいのみなさま、大変長らくお待たせいたしました。

5月28日、ワタクシは人生初となる九州上陸を果たします!

5th F.T.W Show 2011.5.29.sun@Grand Messe KUMAMOTO.


↓詳しくはコチラ
http://www.ftw-show.com/


もちろん、東京から熊本まで全行程をファルコン号で走って行って会場に乗り込み、
埃も汚れも落とさずにそのまま展示しちゃいます!

こないだ広島まで楽勝で往復しちゃったので、ちょっと気が大きくなっているかもし
れません…………(-_-;)

切れてなくてもクラッチケーブルは新品に換えてから行くべきですか?


さて、今回は震災復興支援の一環としてチャリティー・オークションが開かれます。
ウ〜ン、何を出品しようかな? 門外不出の「ナマ下描き、ナマラフスケッチの詰め
合わせセット」なんてどうかな〜?

いくらでもいいので落札されると喜びます(>_<;)




今回ワタクシが熊本へ行く運びとなったのも、すべてF.T.Wの主催者であり、九州地
区のモーターカルチャーをひとりで牽引する仁義の男、ジンギーズ浅川ちゃんの熱い
ラブコールのおかげでございます。感謝!!!!


じゃ、5月29日は会場でお待ちしておりますヨロシクちゃんちゃんこ。
(画像は先日広島で行われたWest Japan Motorcycle Show)

posted by フランケン at 18:43| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月22日

長い1日

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話せば長い物語なのですが、その昔、ワタクシがテンシンランマンな
クソガキだったころのこと。

ワタクシはヒマがあるとチラシの裏、便せんの裏、教科書の余白と、
家中にある白い紙という紙すべてに「ぶ〜〜ん、ぶぅううう〜ん、ぶ〜」
とクルマの音を、きちんとギアシフトの様子まで再現して口真似しながら
自動車の絵を描きまくっているかプラモデルをこさえている、の鼻たれ
ぼんずでした。

それを見かねた厳格なオヤジ殿。ある日、頼みもしないのに家庭教師
なんてものを呼んできやがった!(>_<;)

ところが、この家庭教師がマフラーをブッタ切ったバイクで爆音とともに
やってくるイカレたアンチャンで(♪)勉強そっちのけでオイラとすっか
り意気投合(苦笑)。そのイカレたアンチャンがいつも手土産代わりに
持ってきてくれたのが、たくさんのクルマ、バイク雑誌でありました。


そのころ知ってた雑誌といえば小学生のバイブル「学研の科学と学習」
の他は、オヤジ殿が購読していたピンナップガールもないクソ真面目な
「中央公論(-_-;)」だけ。生まれて初めて見る「ドライバー」とか
「モーターサイクリスト」は、そりゃあもうキラキラと輝いて見えたの
です!


で、その雑誌の中には「イラスト」という挿し絵がいっぱい出ている♪
読者のイラスト投稿コーナーなんかもあったりして、採用されてる作品を
見ると、な〜んだ、オレのほうが巧いじゃん!

この時、ワタクシは初めて「世の中にはイラストレーターという職業が
ある」ということを知り「自分が親に怒られながら没頭していた“じどう
しゃのおえかき”が、もしかしたら仕事になるかもしれない」ということ
を、初めて思ったのでした。

その雑誌の中で頻繁に登場していた当時の花形イラストレーターが、摺本
好作さん♪♪
http://gunmawood.com/member/index.php?mode=gw&id=8

ペンでサクサクと描かれたイラストには無駄な線が1本もなく、とにかく
Cool! ワタクシのように緻密に描くことは根性があればできますが、
少ない手数でスマートに省略する、というのは、実は「ホンキで巧い人
でなければできないこと」なのです。

さらに、摺本好作さんのイラストの横にはいつも気の効いたコメントが
手書きで書き添えられていて、これがまた楽しい♪♪ 

また、それまで気にも留めてなかったプラモデルのインストラクション。
時々「コレ、巧いなあ〜!」と、ガキでも判る上手なイラストのインスト
ラクションに出くわすことがあったのですが、よく見ると「surimoto」
というサインが!!!!

後に知ったことですが摺本好作さん、元々は模型業界の方で、日本で初
めて作られたプラモデル「ノーチラス号」のインストラクションも描かれ
ていたのです。これで「“作る”ことが“好き”」という本名は出来すぎ
です!

インストラクションにサインが入っているイラストレーターなんて、摺本
好作さん以外に見たことがありません。

プラモデルのパッケージ・イラストの巨匠が故・小松崎茂さん(永遠の
スーパースターです)
http://www.s-roman.com/komatsuzaki.html
だとしたら、そのパッケージの中に入っているインストラクションシート
の巨匠は、まちがいなく摺本好作さん、なのです。


その、ガキのころからワタクシの超アコガレのスーパースター、摺本好作
さんが銀座で個展をやっている、ということを聞き付けまして、最終日の
前日の2月20日、大先輩のテクニカル・イラストレーター、大内誠さん
(この人だって、今は気安くお付き合いさせていただいてますが学生時代
からのアコガレのスーパースターですよ)をお誘いして銀座へ向かった
のであります。


お、いた! ナマ摺本! ヤベ!! マジヤベエ!!! 緊張する!!!


実は御本人に御会いするのはこれが初めて。「自分は小学生の時に摺本
さんに憧れてイラストレーターになったであります(汗;)」とご挨拶し
図々しくも「これがワタクシの作品であります(滝汗;)」と、持参した
Double Nickel 2を差し上げると、なんと「巧いね〜、サインしてよ。
ちゃんとTo Surimotoって書いてね(^_^)」と!!!!!


こ・れ・は・ヤ・バ・す・ぎ・ま・す・・・・・・・・・!


さらにワタクシは、小学生の時から大切にしていたボロボロの「ドライ
バー誌の(擦り切れるほど見た)摺本好作さんのイラストが描かれた
ページを開き「こ、ここにサインを入れてくださいっ(>_<;)」とお願い
したのでありました。。。。。。。。。(>_<;)

「今度、お返しにボクが作った模型飛行機の本を送ってあげるよ。まだ
若いんだからがんばってね(^_^)」と言われて硬い握手を交わし、会場を
後にしたのでありました。

「若い」なんて言われたのは久しぶりですが、この世界ではワタクシ
なんぞ、まだまだペーペーの身分でございます。。。。。。



この日はこれでもうお腹イッパイ、なのですが、午後からはもうひとつ
予定が(!)

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2008年、ロサンゼルスで開かれたアートショー「CaliforuniaScreami
n'」に、ワタクシは御招待を受けて(でも作品の輸送費や自分の渡航費や
滞在費は自腹ですが)参加させていただいたのですが、そのアートショー
を主催しているのがロサンゼルス空港すぐそばのアートギャラリー
「Gasoline」。

そのGasolineの日本版「Gasoline East」がこの日、小田原でオープン
したのであります。
http://www.gasolineeast.com/

というワケで、今度はそのオープニングパーティーへ向かうべく、東名〜
小田厚をブッ飛ばして小田原へ。

お〜、いるいる♪ いつものワルそうなヤツらとワルそうなホットロッド
がイッパイ♪♪♪ ストレートパイプから吐き出されるV8の爆音、たち
こめる排気ガスの匂い、そして、ブラックTを着たタトゥだらけの野郎
ども♪♪♪♪ どこに行っても浮きまくるファルコン号が、こういう場所
では妙にしっくり馴染みます・・・・(苦笑)

会場には日本中からロウブロウ・アートのビッグネームが集まり、アメリ
カからもオーナーのマークやその仲間が駆け付け、しばし再開を喜び合い
ます♪

店内の壁にはオープニング・イベントで招待されたアーティストたちの
“ロウブロウな”アートピースがギッシリ! ワタクシにはなかなかこう
いう作品は描けませんが見るのは大好き。「クルマでブッ飛ばしてえ!」
という気分になります♪ で、アーティストたちもみんないい仲間。
今度、オレもこういうの描いてみようかな・・・・・・・。


「Drivin' carefly! See you soon!」というマークの言葉を背中に受け、
夕方にGasoline Eastを後にして家路につきます。


行楽帰りの荒っぽい(でも運転が下手クソな>_<;)ミニバンと絡まない
よう左車線をキープして、夕暮れの東名高速を90km/hでクルージング。
エンジンは1800rpmで眠たげにデロデロデロデロ・・・・・・・・。

やがて、お約束どおりの「この先渋滞」の表示に、迷わず海老名SAへ
エスケープ! 

コーヒーを買ってクルマに戻ってみると、なんとファルコン号の後ろには
嬉しくなるようなクルマが停まっているではありませんか!

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1947年型MG-TC♪♪

終戦直後のイギリスのスポーツカー。設計は戦前のまんま、です♪

ガンダムチックなハイテク車だらけの広いSAの駐車場で、偶然並んだ
1964年生まれのファルコン号と1947年生まれのMG-TC。この2台の
周囲だけ、まるで異空間・・・・・。


やがて戻ってきたオーナーさん(もちろん見ず知らずの人)とニヤリと
目を合わせ、しばしクルマ談義。

なんとこのクルマ、ヒーターがないそうで(!)オーナーさんはフライト
ジャケットにマフラー、帽子、膝の上には毛布をかけて完全武装。まるで
オートバイです。それでも、長年の夢が叶ってやっと手に入れたクルマだ
とのこと。お互いに「ピピッ!」とホーンで挨拶を交わし、晴れがましい
表情で渋滞の続く本線上へ快音を響かせながら飛び出していきました♪



しかしこの日は朝から摺本好作展→ホットロッド・パーティー→MG-TC
と、ヤケに“振り幅の大きい”1日でありましたが、どれもワタクシの
大切で大好きな世界。楽しくて充実した日でありました(^_^)


posted by フランケン at 18:21| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月07日

久しぶりのオトモダチ

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今からもう20年近くも前のハナシ。

自動車専用道路「横浜新道」を◯◯km/hで走っていたワタクシを
◯◯km/hで追い越していったのは、なんとヤマハ・ポッケ(ポケバイに
毛が生えたぐらいのサイズの50ccのマイクロミニバイク)!!

その先の料金所脇のパーキングエリアに入ると、あ、いたいた!
さっきオイラを追い越していった異常に速いポッケと、その横に立つと
意外に長身なポッケのライダーくん。

これがヤツ「Iクン」との最初の出会いでありました。

「ねえねえ、このポッケ、なんでこんなに速いの?」とオイラ。

いくら改造したって元は原チャリ。◯◯km/hも出るはずねえだろ?

するとIクンは
「いやいや、これポッケじゃないんスよ。よーく見てくださいよ(笑)」

で、よく見てみると、確かにポッケにしてはヤケに車高が高いような?
あれ、ラジエターが付いてる! 水冷エンジン?

なんとそれは水冷2ストローク200ccのパワフルマシン、ヤマハDT200R
のタンクやシート、フェンダーなどの外装パーツをそっくりポッケのもの
に交換し、タイヤ/ホイールもポッケのちっちゃいサイズに交換した
「なんちゃってポッケ(!)」だったのです。

オイラはそんなヤツの「世の中をナメた態度」がすっかり気に入って、
それ以来、ヤツと仲良くなってツルむようになったのでした。

オイラがサニトラに乗っていたころは、Iクンの愛車もサニトラ。
そのサニトラも「青梅の山奥の畑に埋まっていた放置車両」を掘り出した
もので、しかも、元は地元の消防団で使われていた消防車(!)

ヤツはそのサニトラを動くように直し、うすら汚れた赤い車体にかすれた
「青梅市消防団」のレタリングもそのままに「世の中をナメた態度」で
ウ〜ウ〜、カンカン! と乗り回しておりました(苦笑)。

そんなIクンも結婚したり就職したり、こちらも仕事が忙しくなったりで、
しばらく疎遠になっていたのですが、今日久しぶりにIクンから電話。


「ヨシオさん、オレ“351のクルマ”を買ったんスよ♪」
「えー、マジ? なになに? なに買ったの?」
「ラ・ン・チェ・ロ♪」
「お、すげーじゃん! 何年?」
「'70年」
「あ、トリノ顔のヤツだね。色は?」
「ブルメタ。けっこうサビてるけど、でもエンジンは絶好調♪」
「おー、いいじゃん、いいじゃん♪」
「今、時間だいじょぶッスか?」
「だいじょぶだヨ」
「じゃ、今から行きますよ」
「おー、来いよ来いよ!」

つーワケで、ゲロゲロゲロとお下品な音を立てながらIクン登場!


そういえば昔、オイラがもらってきたサニトラをIクンを含む3人でここで
解体してたら路上にオイルをブチまけてしまって、近所のオッサンに
すんげえ勢いで怒られたっけ(^_^;)なーんて懐かしい話をしながら、
今やすっかり自分たちがオッサンになってしまった2人は缶コーヒーを
飲みなが2台のアメ車を並べて「あのころ」のようにダベって過ごした
今日の昼下がり、でありました。お・わ・り(^_^;)

posted by フランケン at 13:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月22日

趣味のお修理

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どもども、ごぶさたちゃん。

「つづく、はず」と書いた前回から随分日にちが空いてしまいましたが
みなさんいかがおすごしでしょうか、こんな出遅れた秋の夜長に。。。

さて、デフケースの中にビニールチューブを落っことすという、
自ら犯したマヌケな作業ミスがきっかけでデフの中でベアリングが
砕け散っていたことに気付いたのは、盛夏8月の半ば。その直後には
参加を予定していたレースが迫っている、という状況でありました。

で、速攻でベアリングをはじめとする必要な部品をメリケンにオーダー
したものの、荷物が届いたのは結局レースの翌日でした、やっぱし(爆)


ま、レースはオアソビなのでぜんぜんかまわないのですが、問題は
その後ワタクシがマジでシャレにならない情事……ぢゃなくて、事情
により修理どころではなくなってしまったこと(-_-;)

ハプニングやアクシデントがなければ半日ぐらいで修理できると思う
のですが、この半日をひねり出すこともできない日々に忙殺されるまま、
ズルズルと先延ばしになっていたのです。

とはいえ、ファルコン号は我が家のたった1台の“自家用車”。

忙しい時ほどクルマが必要になる場面も多々あるワケでして、そんな時
はベアリングが砕け散ったままの可哀想なファルコン号を強引に走らせる
ことに(>_<;)


ああ、早く修理しなくちゃ(汗;)。

だれが??????? 

オレが……(^_^;)


で、ようやく時間をひねり出すことができたのが、関東地方で最後の
猛暑日を記録した9月某日でありました。


さて、デフのオーバーホールといえばワタクシにとっても手応えたっぷり
の重整備。さすがにいつものように「家の前の路上で」というワケには
いきません。
ベアリングの脱着には油圧プレス機のような大型の工作機械も必要だし。

こういう時は「隠れ家」へ♪

http://frankengallery.seesaa.net/article/147361232.html

知ってる人なら画像を見ればここがどこだかすぐ判るとは思いますが、
ここはれっきとしたホットロッド・ショップ。断じて“貸しガレージ”
ではありません。が、ごく限られた仲間であれば軒先を借りて自分の
クルマを自分で整備することのできるホットロッダーの解放区(?)

オーナーのNクンとは古い付き合いで、音楽やバイクの趣味がワタクシと
よく似ている珍しいヤツです(^_^;)


では、始めます。

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ここは神奈川県下某所の「隠れ家」。今日も愛すべき不良どもが…(笑)

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まず、スライディングハンマーを使ってドライブシャフトを引き抜きます。

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で、デフとプロペラシャフトを切り離し、デフケースからデフキャリア
を引き抜きます。お……、重いッス!(汗;)

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ゴロンと出てきたデフキャリア。

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デフの中からコンニチハ♪ やあ、君はあの時のビニールチューブくん
ぢゃないか! よくぞ御無事で(^_^;)

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さらにデフキャリアからピニオンギアを引き抜くと……。

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その奥にようやく見えてきた、コレが“問題の”ベアリング。
ピニオンギアの先端を補助的に支えているパイロットベアリングです。
ちなみにコレはフォード特有の装備。GMのデフにはありません。
なくてもGMのクルマはちゃんと走りますが、フォードの設計は念入り
なのです。
でも念入りなのはいいけど、壊れると面倒ですね(-_-;)
ちなみにMoparのデフは……開けて見たことがないので知りません。

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取り出してみるとアチャー!(右)。リテーナーは粉々に引きちぎれ、
ニードルは1本残らず脱落!(左のヤツが正しい姿)。

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1新しいパイロットベアリングを装着。

デフ011.jpg
サクッと装着完了♪

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一方、こちらはピニオンギアの根元をメインで支えているベアリング、
ピニオンサポートベアリング。見た目には異常ないように見えますが、
手で回してみるとゴリゴリというイヤ〜な感触(-_-;)。
パイロットベアリングがなくなったせいで負担がかかっていたのか? 
これも交換です。

なお、デリケートな調整が必要なテーパーローラーベアリングの脱着は
Nクンがやってくれました。かたじけないっ(^_^;)

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リング&ピニオンギアをチェック。やっぱりベアリングの破片を噛んで
しまって端っこが何ケ所か欠けちゃっています。が、運よく(?)
歯当たり面は無傷。
「まだ使える」と強引に判断します。いいのか? いいのダ! 
買ってないし(爆)

デフ015.jpg
欠けたギアを無理矢理使い続けるためのひと工夫。

破断面に応力が集中してさらなる破損を誘発するのを防ぐために、
破断面を丸めて磨いておきます。

ここでワンポイント。

「応力が集中して〜」などと書くとなにやらむずかしそうですが、
簡単にいえばこれは柿ピー(納豆のタレでもいいけど)と同じ。

柿ピーの袋を簡単に手でちぎることができるのは、端がギザギザに
なっているから。
これは鋭角の凹み(入り角/いりずみ)に「応力が集中」するからですが
もしハサミでこのギザギザを切り落としてしまうと「応力が分散」して
絶対に手でちぎることができなくなってしまいます。

金属もこれと同じ。(破断面などの)ギザギザやデコボコをそのまま
にしておくと、それをきっかけにして金属が割れてしまうことがある
のですが、それをツルツルに磨くことによって応力を分散させ、破損を
防ぐのです。

エンジンをチューンする時によく行われる「コンロッドやロッカーアーム
を鏡面加工して強度を上げる」というのも、同じ理屈です。

デフ017.jpg
午後3時から作業を開始して、時刻はすでに12時近く。デフキャリアを
元どおりに組み立て、まだ残っているかもしれない金属片や鉄粉を洗油
でジャブジャブ洗い流し、デフオイルを隅々まで塗りたくって、これで
デフのオーバーホールは終了。あとは元どおりデフケースに取り付ける
だけ、といきたいところですが……。

デフ016.jpg
抜き取ったドライブシャフトのベアリングをチェックしてみると、左は
OKでしたが右はガタガタ(>_<;)。要交換です。が、これは想定内の
ハプニング。
ドライブシャフトベアリングもちゃんと用意してあります♪

デフ018.jpg
古いドライブシャフトベアリングを抜き取るのに少し手間取りましたが、
無事終了。すべて元どおり組み上がったのは、明け方近くでした。。。。



クルマが壊れるのはうれしくない出来事ですが、こうして気のおけない
仲間と過ごす時間、頭を空っぽにして浮き世の憂さを忘れて黙々と機械
と対峙している時間は、シアワセのドーパミンが出ていることを実感
する貴重なひととき。

自分で直したクルマに乗って帰る時の「ちっぽけな達成感」も、
ウレシイのです。


































































posted by フランケン at 16:15| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月16日

まだなにか 落ちていたのか デフの中

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(前回からつづく)

ある日、デフの神様が出てきてこう言いました。

「オマエが落としたのは金のチューブか、銀のチューブか、それとも鉄
のチューブか?」

「いいえ神様。ワタクシが落としたのはビニールのチューブと、それか
らえーと、他にもイロイロと……(^_^;)」

--------------------------------------------------------

デフケースの中に盲腸ぐらいの大きさのビニールのチューブが入ってい
たとしても、それだけなら人間の盲腸みたいなもの。おそらくこれが大
きなトラブルに発展することはないでしょう。が、こんなものがケース
の中で散らばっていたとしたら・・・・・・・(滝汗;)


先日、過ってデフケースの中にビニールチューブを落としてしまった、
というハナシを書きました。あの時、ビニールチューブは見なかったフ
リをすることにしたのですが(!)今回は「別のもの」を探すために再
捜索。

そもそも「デフオイルを交換しよう」と思い立った理由もイヤな予感が
あったから。それは、はっきりと判るような「異音」や「振動」ではあ
りませんが、かすかに気付いていた「違・和・感」。。。。。。

で、とりあえずオイルを交換しようと思って先日のミスをやらかしてし
まったのですが(爆)、あの時、落としてしまったビニールチューブを
探していて指先が「イヤなもの」に触れてしまったのです。それは、あ
きらかにビニールとは違う硬い感触……(汗;)

実はあれ以来、ずーっとそれが気になっていました。で、今回はマグネ
ット式のピックアップツールを使ってデフケースの中にある(と思われ
る)金属片らしきもの(?)を取れるだけ取り出してみることに。する
と。

ガビ〜〜〜〜ン!!!! なんじゃコリャ〜〜〜〜!!!!!?

↓出てきたものはコレ(・_・;)

pic02.jpg

よ〜く観察してみ……なくてもサルでもわかる、ほぼ原型を留めたベア
リングのニードルが3本、原型を留めないほど粉砕されたニードルの
“成れの果て”が、おそらく2本ぶん。そして、明らかにベアリングの
ニードルではないと思われる無数の細かい金属片……。


ヤヴァイ!! これはヤヴァすぎるっ!!!!!


デフケースの中で起きていたことは大体想像できます。なんらかの理由
でベアリングのひとつが崩壊してニードルがバラバラと脱落。脱落した
ニードルをピニオン&リングギアが噛み込んで粉砕し、ギアも欠けた、
ということでしょう、きっと。。。。。。(-_-;)

どれだ? どのベアリングだ? 

デフに使われているベアリングは、ピニオンギアを支えている1対のピ
ニオンサポートベアリング(テーパーローラーベアリング)、デフ本体
を支えている1対のサイドベアリング(テーパーローラーベアリング)
そして、パイロットベアリング(ニードルローラーベアリング)。この
どれかが崩壊しているに違いありません。が、断定するにはデフを分解
してみなければ。通常、もっとも壊れる確率が高いのはサイドベアリン
グですが……。

pic03.jpg

いつだ? いつからだ? 

確かに数カ月前からなんとなく違和感はありました。が、それは注意し
ていなければ気付かないようなかすかな違和感でした。あからさまにト
ラブルを思わせるような異音や振動はなかったのです。

ひとつのベアリングに使われている10数本のニードルの中の数本が脱落
したとしても、それによって支えられているギアやシャフトがただちに
崩壊するという訳ではありません。だから気付かなかったのでしょう。
が“すきっ歯”になってしまったベアリングでいつまでもギアやシャフ
トを支え続けていれば、やがてベアリング自体が崩壊してギアやシャフ
トが脱落するのは時間の問題。にもかかわらず、サルより鈍いワタクシ
はそのまま気付かずに名古屋に行って、神戸にも行って、仙台まで行っ
て、あろうことかレースまでやっていたのでした(汗;)。

http://frankengallery.seesaa.net/article/146683973.html
http://frankengallery.seesaa.net/article/157722487.html
http://frankengallery.seesaa.net/article/154186278.html

考えてみれば「デフケースの中にビニールチューブをおっことした」と
いうのもマヌケなハナシですが、それがきっかけで重大なベアリングの
トラブルに気付いたのだから落としてヨカッタ♪……ちがうか?

ここでサル並みの頭脳をフル回転させてこれからの段取りを考えます。

この事実が判明したのは先週の金曜日(8/13)。で、翌週の日曜日
(8/22)にはレースが迫っている……(!)

まず、速攻でベアリングをオーダーします。

http://www.currieenterprises.com/cestore/default_rearend.aspx

今の時点では崩壊したベアリングを特定することができないので、デフ
に使われているすべてのベアリングと、デフケースの分解時に必要にな
るガスケットをオーダーします。高価なものではないし、今回使わなか
ったとしても、いつか必ず必要になるもの。ストックとして持っていて
も無駄にななりません。

が、チキンなワタシは、ここで(おそらく欠けているであろう)ピニオ
ン&リングギアを買うかどうか迷ってしまったのでした(>_<;)

う〜ん、260ドルか……。微妙な値段もさることながら、ピニオンギア
の交換は「ちょお〜メンドクサイ!」のです。その作業のタイヘンさを
想像しながら、つい「できればやりたくない(>_<;)」という“逃げの心
理”が働いてしまいました。いいのか、それで?

通常、リング&ピニオンギアが欠けるとサルでも気付くほど盛大な異音
が発生します。が、そのような異音は出ていませんでした。今でも「知
らなかったふり」をすれば、まったく問題なく普通に走ることもできま
す。本当に知らなかったら、このまま来週のレースにも行ってしまうと
ころでした。ということは、おそらくギアの損傷は軽いのではないか? 
という、自分に都合のいい楽観的観測(♪)をすることにして、今回は
「ギアは買わない」ことにしたのでした。こりゃギャンブルだナ(-_-;)

まあ、少々の“欠け”なら破断面をオイルストーンで整えておけば大丈
夫(ホントかよ?)

問題は、アメリカにオーダーしたベアリングがいつ届くかということ。
ベアリングさえ手に入れば、交換作業は半日あれば十分ですが。。。。

今できることは、海の向こうでバテレンがチューインガムをクチャクチ
ャ噛みながらチンタラ働いてないで、テキパキと荷物を発送してくれる
ことを祈るだけ。頼・む・ぜ!

(つづく、はず)
posted by フランケン at 13:16| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月09日

真夏の大捜索・撃沈編(-_-;;;;;)

それはあまりにも衝撃的な出来事だったので、動揺しすぎた私は不覚にも写真を撮ることすら忘れていた。したがって、写真はほとんどない。


私は愛車、1964年型フォード・ファルコンのディファレンシャルギア・オイル、略して“デフオイル”を交換しようと思い立った。

エンジン換装まで自分の手で行うハードでコアなDIYちゃんを自認するホットでロッドな私にとって、デフオイルを交換することなどヘソで茶を沸かすよりも簡単なこと。ドレンから古いオイルを排出し、フィラーから新しいオイルを入れる、それだけのことだ。が、その不遜な態度が雑な作業につながり、自らの墓穴を掘ってしまったのだった……。

私はオイルを注入するためにこのような容器を用意した。

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この容器にオイルを入れ、ビニールチューブをフィラーの穴に差し入れ、
デフにオイルを注入する。サルでもできる簡単なことだ。

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が、アクシデントは一瞬の出来事だった。なんと、ボトルの先端に取り付けられていたビニールチューブがスルッ! と抜けてしまい、スポッ! と、デフケースの中へ吸い込まれるように落ちてしまったのだ!!

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落としたビニールチューブは直径約1センチ、長さ約5センチメンタル。くにゃくにゃとした比較的柔らかい材質である。とはいえ、多数のギアが高い精度で噛み合って高速回転しているディファレンシャルギア。そのケースの中に異物を混入させる、などということは、脳外科医が手術中にクシャミをして患者の頭の中の脳みそのシワの奥深くにニラの挟まった入れ歯を落としてしまうようなもの、か? ちょっとちがうか? だいぶちがうか? ま、いずれにしても絶対に犯してはいけないミスである。

私は慌ててフイラーの穴に指を突っ込んでみた。穴の直径は指1本がやっと入る大きさだ。その穴に人さし指を突っ込んでデフケースの内部を探ってみると、あった! 微かではあるが、確かに指先に柔らかいビニールの感触を感じた! よし、取れそうだ。取れるぞ。取れ! 私は前身の意識を右手の人さし指1本に集中させた。私は指だ、指なのだ。体も頭の腕もない“指だけ人間”だ。 私は親指……ぢゃなくて“人さし指太郎”なのだ!!

指先に微かに触れたビニールチューブを、私はちぎれんばかりに伸ばした指先でしっかりと捕らえた。捕らえたビニールチューブを人さし指1本でデフケースの内壁にギュッと押し付け、落とさないように細心の注意を払いながらフィラーの穴まで慎重に手繰り寄せた。が、ここで予期せぬ問題が起きた。フィラーの穴の周囲は穴に向かって5ミリほどせり上がっているのだ。この僅か5ミリほどのせり上がりを、どうしても乗り越えることができない……(>_<;)

私はデフの穴に指を突っ込んだまま5分、いや15分、身動きひとつできないままじっと耐えるしかなかった。ほんの少しでも体を動かせば、せっかく捕らえたビニールチューブを落としてしまいそうだった。だが、このままいつまでも指1本で捕らえていたところで、ビニールチューブを取り出すことは絶望的なことのようにも思えた、プルプルプル……。

この日の気温は35度を超えていた。私はデフの穴に指を突っ込んだまま意識が朦朧としてきた。あっ! と意識を取り戻した時は、もう手遅れだった。かろうじて指1本で捕らえていたビニールチューブはスルリと指先から滑り落ち、奈落の底へ消えていった……。

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クワガタムシを調教して取りに行かせようか? クワガタムシは私の指示に素直に従ってオイルまみれのデフケースの中でビニールチューブを見つけて拾ってくるだろうか? それともスタジオジブリでアリエッティを貸してもらおうか? ナリは小さいが一応人間だ。クワガタムシよりも言うことを聞くのではないか? え、あれは作り話だったのか? あまりの暑さとショックで、しばし空想の世界に逃避してみる。ふ、馬鹿なことを考えてしまった。現実を見つめろ、現実を!!!

ファイバースコープはどうだ? 尻から差し入れて大腸ポリープなんかを掴んで取ってくる器用なヤツ。テレビで見たことがある。ネットで調べてみる。げ、すんげえ高いじゃんか!!!

そうだ、ピックアップツールを使えば取れるかもしれない。だが、私はボルトなどを拾う時に使う磁石式のピックアップツールは持っていたが、磁石の利かない物を拾うための“マジックハンド型”ピックアップツールを持っていなかった。私はスーパーカブ号に飛び乗り、近所の工具店に走った。

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帰ってきた時には、もう辺りは暗くなりかけていた。私は作業灯を点け、買ってきたピックアップツールに望みを託して作業を再開した。

近所の家の開け放たれた窓から、子供の泣き声と、叱りつける父親の罵声が聞こえてくる。別の家からは、テレビの音と家族の笑い声が聞こえてくる。いつもと変わりない夏の夕暮れ。だが、私は暗闇の中で作業灯に照らし出されるデフと格闘している。フィラーの穴からピックアップツールを差し入れ、目に見えぬケースの内部を頭の中に思い描きながら、隅々までまさぐる。だが、ピックアップツールの先にビニールの柔らかい感触は伝わってこない。作業灯が熱い。その作業灯の灯りに夏の虫が集まってくる。じっとしていても汗が吹き出す。ああ、虫暑い……ぢゃなくて、蒸し暑い。。。。。。

すっかり夜も更けたころ、辺りが急に騒がしくなってきた。バラバラバラバラ……。ああ、なんということだ! 雨が降ってきやがった。しかも、昼間の猛暑のカタキを取るような勢いの土砂降りだ。もう“ビニールチューブ捜索”どころではない。

ここで私は諦めた。ピックアップツールの先端にビニールの「グニャ」とした感触を感じることは二度となかった。私は散らばった工具やバットで受けた古いオイル、ウエスなどをまとめて車体の下に押し込み、作業灯を消し、不毛な戦いに終止符を打つことにした。ボロボロの体で車体の下から這い出し、気持ちを整理するために火を点けたタバコも、雨粒の一撃でジュッ! という音をたてて消えてしまった……。

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翌日、親しくしている何人かのプロのメカニックに恥を忍んで相談してみた。みな一様に「大丈夫だよお〜、デフケースの中にビニールチューブぐらい入っていたってえ〜(笑)」と言う。オレもそう思う。おそらくビニールチューブはいつまでもケースの中に沈んだままであろう。あるいは、もしケースの中でギアがチューブを噛み込んでしまったとしても、鋼鉄のギアにしてみれば、くにゃくにゃのビニールチューブ1本など“象が蚊を踏んだ”ぐらいの出来事。それによって「ギアが欠ける」などという事態にはならないだろう。

だが、オレは知っている。オレのクルマのデフケースの中には、直径約1センチ、長さ約5センチメンタルのビニールチューブが入っている、ということを……(-_-;;;;;)


人にはだれにでも隠しておきたい恥部のひとつやふたつはあるものだ。
私の恥部は、この中だホーホケキョ。。。。。。。。。。

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posted by フランケン at 20:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月31日

ワンダーなランドのマーケット

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明日8/1(日)は、アンティークトーイのフリーマーケット「ワンダーランドマーケット」でございます。
(横浜産貿ホール。AM10:00〜PM4:00)

http://www.sunset.shop-site.jp/

オイラも出展。

いつものようにプリントや本を販売する他、オモチャの個人コレクションも大量放出! 会場内にはファルコン号も展示されるよん。

つーワケで、会場で見かけてもエサを与えないように。。。。。。
posted by フランケン at 06:57| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月29日

「中国産養殖ウナギ」と「日本製電化製品」and「Made in USA.」

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暑い“ですね”などと、読者に同意を求めるようなことは書かない主義の中沢ヨシオでございます、あちいンだヨ………(-_-;;;;;;)

ハナシは前後しますが、New Order Chopper Show出展のために神戸へ行く前のこと。


4月に壊れて応急修理したままだったイグニッションワイヤー。

http://frankengallery.seesaa.net/article/146998644.html

その後も応急修理のまま執念深く乗り続け、そのままヌケヌケと仙台まで行ってドラッグレースにまで出てしまいましたが、やはり「始動性が異常に悪い(-_-;)」とか「ドラッグレースでスゲエ遅かった(>_<;)」など、サルでも分かる不具合が出始めておりました。

IMG_5602.JPG

↑10年以上コキ使い続けたイグニッションワイヤーは元々キレイなブルーでしたが、色付きのパーツがうすら汚れると逆にみすぼらしいです。

というワケで、今回は腹を括って点火系全般をマジメに見直すことに。神戸に行く途中で壊れたら(ネタとしてはオイシイけど)メンドクサイからね。

実は“ジャンク寸前”でこのクルマをアメリカで手に入れた13年前、まっ先にリフレッシュしたのが点火系モロモロのパーツでした。ということは、点火系のパーツはいずれもすでに10〜13年モノ(!?)。そりゃターミナルだって腐って折れるワな。。。。。。。(-_-;)


ではまず、イグニッションワイヤーから。

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今回“迷わず選んだ”のは「Accel 8.8 300+」というヤツ。
おなじみアメ車部品通販の総合デパート、Summit Racingの膨大なラインナップの中でも、ファルコン号に適合する「フォード・スモールブロック用ポイント式デスビキャップ対応製品」はコレしかなかったので。

パッケージにデカデカと書かれている8.8は「直径が8.8ミリ」、300+は「耐熱温度が300℃以上」という意味で、エバるほどのことでもないような・・・・(苦笑)

ま、特別ハイクオリチー、というワケではない「並」の製品です。

イマドキのUSブランド製品なので、もちろんメイド イン チャイナ♪

では交換。旧いヤツをひっこ抜いて新しいヤツを差し込むだけ。トンチの利いたハプニングは何もございません。点火順序は間違えないようにちゃんとサインペンでエンジンルームに書いてあるし。

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↑頭が悪いので、エンジンルームにサインペンで点火順序が書いてあります。その下はNGKのスパークプラグの番手。NGKは使ってないけど。さて、その下の「56.5〜57.0」という数字の意味は……?

新しいイグニッションワイヤーは黒いし、ツヤツヤしてるし、取り付けた様子は、まるで「餌に群がる養殖場のウナギ」ですね。ということは、これは中国産養殖デンキウナギ?

さて、イグニッションワイヤーを交換するついでにデスビもチェックしておきます。デスビキャップを開けるの、スゲエ久しぶりだな(汗;)。

キャップはセグメントがだいぶヤセていたので、ウチにたくさん転がってた使い古しの中で「いちばんマシなヤツ」に交換しておきます。

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次、ポイントギャップのチェック。

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ファルコン号はすでに10年ほど前からイグナイターをセミトラ(セミトランジスタ)にプチ・アップデートしてありますが、あくまでも“セミ”トラこだわって“フル”トラ(フルトランジスタ)にはしていません。という訳で、ポイントの定期的なメンテナンスは必須項目。

フルトラというのは、ノーマルのポイント(カチカチと機械的に開閉する接点)を取り去って、代わりにピックアップローター(回転する永久磁石)から微弱な電気信号を拾ってアンプで昇圧させる、というメカニズム。磁界の中で磁性体を動かして発生させた微弱な電気をアンプで増幅する、というのは、エレキギターと同じ原理ですね。

これだと物理的な接点がどこにもないので「消耗する」ということがなく、理論上は「完全メンテナンスフリー」です。が、最大の欠点は「アンプがパンクしたら即走行不能になる」ということ。しかも、そうなったらリカバーする方法もありません。しかし、電子部品というのはある日突然なんの前ぶれもなく壊れるもの。「完全メンテナンスフリー」というのは、裏を返せば「出先で壊れたら即アウト。家に帰れなくなる」ということでもあります。

その点、ノーマルのポイントを残したままアンプだけを追加するセミトラは、出先で壊れても安心♪ 万が一アンプがパンクしても、コネクターをつなぎ換えてアンプをバイパスさせるだけでノーマルのポイント式に戻せるので、そのままなんの問題もなく走り続けることができるのです。

ノーマルのポイントは接点で高圧電流がスパークしているので、接点が焼けて消耗してしまうのが難点ですが、これにアンプを追加して必要な電圧はアンプで昇圧する、というのがセミトラ。ポイントの接点は微弱な電気信号を拾うスイッチとして機能するだけとなり、ノーマルのように焼けて消耗することがなくなるのがセミトラの最大の利点です。アンプで昇圧された電流はフルトラと同等に安定した高圧電流となるので、パワー、燃費などもフルトラと同等に向上します。

ただし、ベークライト製のヒールがデスビシャフトのカムに接してポイントの開閉をコントロールしてるのはノーマルと同じ。ヒールは徐々に磨耗してポイントギャップが狭くなってしまうので、ノーマルほど頻繁ではありませんが、時々はポイントギャップを調整する必要があるのです。

ま、たまにポイントギャップを調整する手間ぐらい「旧車に乗る愉しみのひとつ」でしょ?(笑)。


さて、長年愛用しているのは、アメリカ車オーナーに圧倒的なシェアを誇る「MSD」ではなく「永井電子のセミトラ」でございます。珍しいヤツだと思うかもしれませんが、ワタクシはこの「エレクトロニクス大国ニッポンの名品」が大好きですね♪

と、ホメちぎってみましたが、このアンプがつい先日、昇天しました。

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↑赤いほうが10年コキ使って昇天したヤツ。新しいのは黒くて小さい。

これも10年以上使っているからそろそろ寿命かね? さっそく慌てず騒がずコネクターを繋ぎ換えてノーマルのポイント式で問題なく走りながら、新しいセミトラをオーダー。新しい永井電子のセミトラは黒くてちっちゃくなっておりました。イグニッションワイヤーも黒、セミトラのアンプも黒。ずいぶん「オトナなエンジンルーム」になりましたね(^_^;)

ちなみにコレは、カーグラフィック誌1964年3月号の広告↓

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「永井電子のセミトラ」はこんな昔から点火系アップデートの定番商品だった・・・・(!)

余談ですが、このカーグラフィック誌1964年3月号は、なんと「特集アメリカ車」(!)。で、巻頭特集が、なんと7ページぶち抜きで「フォード・ファルコン(V8 4Speedマニュアル)のロードテストby小林彰太郎」(!!)。あの“アメ車嫌い”の小林彰太郎が珍しくアメ車のハンドリングやパフォーマンスをホメちぎっている、という激レアなレポートです(笑)。しかも、その次のページには、当時のディーラー「ニュージャパンモーター」のファルコンの広告、というオマケまで♪

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それはさておき、ポイントギャップ調整ですが、巷では「クランクプーリーにレンチをかけてクランクを手で回し、ポイントが最大に開いた位置でギャップが0.2〜0.5ミリになるようシックネスゲージで調整する。シックネスゲージがなければ名刺で代用する」などといわれていますが、そもそもファルコン号はラジエターを外なければクランクプーリーにレンチをかけることができません。というワケで、ポイントギャップ調整はずばり「テキトー」です!(^_^;)

「このぐらいかな?」という位置までベースプレートを動かして、ちょっと走ってみて、低回転から高回転まで回してみて、それで「失火する」とか「ノッキングが発生する」とか「オーバーヒートする」などの問題がなければオッケーでしょ?(笑)。


ポイントギャップを調整したら点火時期がズレるので、これも再調整しなければなりませんが、ここで、サインペンで書かれた「56.5〜57.0」という謎の数字の意味が判ります。

ファルコン号の点火時期は56.5〜57.0センチ……え? センチ???

実は、ファルコン号のエンジンは色々な年式の部品を寄せ集めてワタクシがでっち上げたシロモノ。クランクを含むロングブロックは88年式ですが、タイミングマークが刻まれたハーモニックバランサーは60年代のもの。が、このフォード・スモールブロック(ウインザーユニット)というエンジンは、1987年に点火順序が変更されているのです。で、ファルコン号のエンジンは「変更後のクランクに変更前のハーモニックバランサーを付けちゃったチャンポン」。というワケで、ハーモニックバランサーに刻まれたタイミングマークがまったく意味をなしておりません。しょーがないので、ワタクシはこのハーモニックバランサーに両面テープで“巻き尺”を貼り付けたのであります。で、タイミングライトで巻き尺の目盛を読んでベストな点火時期が、56.5〜57.0セ・ン・チ・メ・ン・タ・ル♪

IMG_5656.JPG

も〜、このクルマはそのへんの修理工場に預けて「点火時期を調整してください」といっても、だれにも理解できない「意味不明なクルマ」に仕上がっております(^_^;)


と、ここまでやっておいて、これまた10年以上コキ使い続けているスパークプラグですが、まだ交換しません!!

走ってみても、外して目で確かめてみても、まったく問題がないので。

ちなみにこのスパークプラグ、(10年前当時の)フォードの正規ディーラー「近鉄モータース」の芝浦本社までわざわざ行って購入した正真正銘Made in USAのオートライト製。買った時は「高え!」と思いましたが、イマドキ珍しいほどいにしえのアメリカ製品の良心を感じさせるスバラシイ逸品ですね、オートライト製スパークプラグ!

が、近鉄モータースはもう存在しません。同じスパークプラグをもういちど手に入れることはできるのでしょうか????
posted by フランケン at 09:16| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月28日

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